8月27日(水) 「踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら 踊らにゃそんそん」――。徳島名物「阿波踊り」といえば、毎度お馴染みのこの名文句。ソコーロ区エウクリデス・ダ・クーニャ街のレプレーザ文化体育協会では毎週金曜日午後九時ごろから、コローニア会館の子どもたちも交え約五十人が阿波踊りに取り組んでいる。威勢のいい掛け声が飛び交う練習 ...
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日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第8回=花笠踊り山形県人会=婦人ら手製の花笠踊り=三世まで和気あいあい
8月26日(火) 秋の山寺 紅葉も見頃 私しゃ年頃 紅もさす――。ブラジル山形県人会(リベルダーデ区リベルダーデ通り四八六)では毎週水曜日午後二時から同四時まで、同会館で花笠踊りなどの練習に励んでいる。毎回、三十人以上が集まり、一世から三世までの婦人たちが和気あいあいと踊りを楽しんでいる。 工事現場で誕生 花笠踊りで使われ ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第7回=佐渡おけさ正調佐渡おけさでは、質の高い踊りを披露
8月23日(土) メトロのヴィラ・マチウデ駅から、田畑弘美さん(五〇)に案内されて辿り着いたヴィラ・マチウデ日伯文体協会(同区アントニオ・ジュヴェナウ街四四一)。ここでは毎週月曜日午後一時から、日本舞踊・藤間流の藤間芳寿先生のもと、日舞の稽古が行なわれている。第六回フェスチバル・ド・ジャポンに向け新潟名物「佐渡おけさ」の特訓を ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第 6回=鳥取県人会 華やかさ魅力 傘踊り=一度踊れば病み付きに
8月22日(金) 「ここにいる人たちは、踊りが上手いからではなく、楽しいから来ているんですよ」――。ブラジル鳥取県人会館(サウーデ区ドナ・セザーリア・ファグンデス街三二三)で毎週金曜日正午から午後三時まで、鳥取県名物「傘踊り」の指導に情熱を燃やす西谷博さん(八四)は語る。「食と芸能は民衆のもの。ここには常時、五十人の仲間がいて ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第5回=どじょう掬い島根県人会=銭太鼓に青年奮起=練習はマイペースのブラジル流
8月21日(木) ミランドーポリス区ローザス街八六、ブラジル島根県人会で毎週金曜日午後十時すぎ、「アラエッサッサー」の掛け声とともに、ジャンジャンと小銭を撒き散らしたような音が響く。空き巣泥棒が重い金庫を持ち上げようとしてしくじったか?と思われそうだが、実は、同会青年部が練習している銭太鼓が犯人。同県人会では、若者らが安来節に ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第4回=広島県人会=神楽舞への情熱衰えず=高齢化も女性の活躍目立つ
8月20日(水) 広島県北部の神楽舞は約八百五十年前、島根県石見地方から伝わったとされる。当時、島根と広島の県境に位置する広島県山県郡にあった「たたら製鉄所」で、石見の職人らが地元の若者に教えたのがはじまりだ。備後地方では中国から伝来した神楽が定着したのに対し、石見の神楽舞は安芸地方へと拡大。今では北米やカナダ、欧州各国で遠征 ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第3回=アルモニア学園=川筋太鼓の魅力=人種、世代を問わず
8月16日(土) 練習では、10代の若者パワーが炸裂 サンベルナルド・ド・カンポ市ルージ・ラモス区カミーニョ・ド・マール通り二七〇九、コレージオ・アルモニアでは昨冬、JICAシニアボランティアの小田幸久さん(五三)のもと、福岡の芸能「川筋太鼓」を始めた。メンバーは五歳の子どもから、三〇、四〇代の親たちまで約八十人。子どもたちは ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第2回=リベイロン・ピーレス=皿踊りからヨサコイまで=本番さながら気迫の練習
8月15日(金) 「こんばんはー!」「お願いしまーす!」。毎週土曜日午後六時半、リベイロン・ピーレス日伯文協会館(リベイロン・ピーレス市セントロ区プリメイロ・デマイオ街五六、村木アントニオ会長)では子どもたちの元気なあいさつが聞こえてくる。声の主は同文協のグループ民舞(川添博代表)に所属する七歳から二十五歳の約四十人。博さん( ...
続きを読む »日本文化を踊ろう!=―ブラジルに生きる郷土芸能―=第1回=世界に広がる国祭り太鼓=三、四世が沖縄の心で叩く
8月14日(木) 今年は日本移民九十五周年の節目の年。一世紀近くの日系コロニア史を振り返ると、苦難を強いられた体験と同時に、生活に潤いを与えてくれた各地の郷土芸能が思い出される。先人たちは歌や踊りを通して、知恵を出し合い、時には意見を激しく戦わせながら、結束を固め、かけがえのない人間関係を築いたのではないだろうか。ブラジルに根 ...
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