7月25日(金) 【文学・小説】 ◎熱帯林の彼方ヘ=カレン・テイ・ヤマシタ=白水社=95=2600円 ◎砂の戦士たち=ジョルジュ・アマード=彩流社=95/9=2800円 ◎果てなき大地 〔バイア州カカオ栽培をめぐる人間模様〕=ジョルジュ・アマード=新潮社=96 ◎ブラジル戯曲集 ―『狐とぶどう』ギリェルメ・フィゲレイド,『 ...
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政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第六回=魔のフザリウム病=防除法研究に光明
7月25日(金) 「日本の専門家が持つ研究手法と、熱帯地域の専門性を知る我々が一体となって研究することで、より大きな研究成果が出る」 EMBRAPAのアジウソン所長は、日伯両国の研究者によるプロジェクトの利点をこう語る。 実際、JICAの長期専門家とそのカウンターパート(共同研究者)の二人三脚による研究が、花を咲かせつつあ ...
続きを読む »政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第五回=カトウ博士の遺志を継ぎ=小農に生木支柱栽培普及
7月24日(木) 「プロジェクトの中心だったあの人が亡くなったことは大きな打撃だった」 日本側のチームリーダーを務める石塚幸寿さんは、EMBRAPAにいた一人の日系研究者を今でも忘れることはない。 アルマンド・コウゾウ・カトウ博士。コショウ栽培が専門のこの日系二世は、自らが手がけた研究の成果を待たずに、二〇〇〇年八月にこの ...
続きを読む »政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第四回=日系人は先駆者=環境と調和した農法
7月23日(水) アグロフォレストリー。 農業と林業を有機的に組み合わせ、土地を複合的に利用するこの農法は、「持続可能な」システムの代表例として知られ、世界各地で実践されている。 森林を伐採したり、焼き畑をしたりして農作物を植えると目先の収入にはつながるが、やがて地力は低下していき、新たな森林を破壊せざるを得ない。だからとい ...
続きを読む »ブラジル事情知る図書=③
7月22日(火) 【移民等】 ◎『2.ブラジル』―日本人移民 全4巻 〔他は、『1.ハワイ・北米』『3.中南米』『4.アジア・オセアニア』〕= 藤崎康夫編 日本図書センター 全4巻セット=52000円 ◎日系ブラジル移民史=高橋幸春=三一書房=93/10=3400円 ◎日系人 ―その移民の歴史=高橋幸春=三一書房=97/12=9 ...
続きを読む »政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第三回=アマゾン救う森林農業=小農の貧困から自然破壊
7月22日(火) 現在進行中の「東部アマゾン持続的農業技術開発計画」は、JICAが実施する「プロジェクト方式技術協力」に基づく。 活動拠点を相手国に置くことを前提に、①派遣した専門家の知識や技術をカウンターパートに伝達②カウンターパートの日本での研修③相手国への機材提供――といった三つの協力からなる方式で、事前調査や事後の評 ...
続きを読む »政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第二回=前任2人は途中帰国=赤道直下の厳しい任務
7月19日(土) 日本政府が実施するODA(政府開発援助)のうち、JICAは返済義務のない二国間贈与の技術協力を担当。二〇〇〇年度までにJICAがブラジルにつぎ込んだ協力金は約八三〇億円で、世界でも六番目に多い。また、中南米では最大の享受国だ。 JICAがベレーンで実施中のプロジェクトが、「ブラジル東部アマゾン持続的農業技術 ...
続きを読む »ブラジル事情知る図書-2
7月18日(金) 【紀行・実録】 ◎世界をささえる一本の木 ―ブラジル・インディオの神話と伝説=ヴァルデ・マール採録・絵=福音館書店=96/10=1854円 ◎ブラジルの記憶 ―悲しき熱帯は今=川田順造=NTT出版=96=1600円 ◎ブラジルへの郷愁 〔写真集〕=レヴィ・ストローズ写真・文=みすず書房=95/11=8755円 ...
続きを読む »政府開発援助=ODAの現場を行く=――環境の世紀に――=第一回=100年でアマゾン消失?!=森林管理方法を模索
7月18日(金) 「ばらまきだ」「顔が見えない」との批判が耐えない日本政府のODA(政府開発援助)。また、最近ではODAを巡る汚職などが取りざたされたことなどからも、とかく暗いイメージが付きまといがちだ。日本国内ではもちろんのこと、JICAとは繋がりが深いはずの日系社会でさえも、日系社会以外でのODAの貢献ぶりを知る機会は数少 ...
続きを読む »ブラジル事情知る図書-1
7月17日(木) 知られざるブラジル関連図書――。実はかなりの数が日本で出版されているにも関わらず、残念ながら、それほど認知されていない。今回はブラジル関連サイト「ビズポイント」(www.bizpoint.com.br/jp/reports/sakurai/sk0001.htm)にも掲載されている、櫻井敏浩さんが『ラテン・アメ ...
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