6月24日(木) YOSAKOIソーラン。名前ぐらいは聞いたことあったが、それがどのようなものなのか知らなかった。ビデオで初めてヨサコイを見たが、「これは日本文化でも何でもない」、そう思った。 ヨサコイとは、日本文化なのであろうか。誰が、何のためにやっているのか。そこから、この取材が始まった。 ◎ ◎ 日系医 ...
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今、勢い YOSAKOIソーラン(6)=日系社会の求心力になるか=日本人の美点伝えたい 「平成」、子ども達が興味持つように
6月23日(水) 日系人は、どんな時に日本人の血を引いていることを感じるのだろうか。 「仏壇に線香をあげるとき」「どこかに入るときに靴を脱ぐとき」「箸でご飯を食べるとき」、平成学院(浜崎みゆき校長)に通う子ども達はこう答える。 矢倉晴美さん(39・三世)。彼女は平成学院二チームの振り付けを担当、自らも踊る。以前バレエの先 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(5)=日系社会の求心力になるか=メンバー35人中日系は1人 カストロ子ども達が振り付けも
6月22日(火) 香川公宏さんがヨサコイに参加するのは、「ヨサコイは日本の伝統的な文化を破壊し、新しい文化の創造に挑戦している」と考えるからだ。 カストロ市は、パラナ州の南部に位置する。標高が一千メートルほどあり、とても空が近く、雲は早く流れる。市の中心部にはイアポ川が流れ、丘の上からキリスト像がせせらぎを覗く。また、昼の暑 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(4)=日系社会の求心力になるか=礼で始まり礼で終わる=グルポ・V・アルテ爽やかな春の感じ
6月19日(土) 「何で参加しようと思ったの」。 「ダンスの勉強になるし、それに見てる人が喜ぶから!」。 こう答えたのはジャナイーナ・クリスチーナちゃん。九歳の子どもが「人が喜ぶから」という言葉を口にしたのには驚いた。 Grupo Vida e Arteの指導者は簾田武志さん。二〇〇一年バトントワリングのブラジル代表監 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(3)=日系社会の求心力になるか新しい文化の創造 弓場チーム「ソーラン節」にこだわって
6月18日(金) フェイジョン畑の草刈りをしながら見上げる空は、日本の空と少しも変わらなく見えた。弓場農場は日本よりも日本的なところだ。 練習はバレエの基本動作から始まった。小原明子さん(ユバ・バレエ団代表)が手を叩くのに合わせ、列の先頭が走りだす。手と足を広げ上半身を反らせながら中空に舞う。弓場バレエチームのヨサコイダン ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(2)=日系社会の求心力になるか=日本人の気持大切に バストス踊り手の平均年齢60歳余
6月17日(木) 朝八時、バストス日系文化体育協会(真木勝英会長)を訪れると、もう練習は始まっていた。 三十二人のご婦人方が両手を高く上げ、汗を光らせ踊っている。バストス市婦人会チームの平均年齢は六十を越える。最年少五十歳、最高齢七十六歳! 六月に入ってからは、月曜日から土曜日まで毎日練習だ。「もー、年だし、練習に通うのも ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(1)=日系社会の求心力になるか=カンポ・グランデ色鮮明に 子供たち自身の意思で踊る
6月16日(水) 日本で十三年前に始まり、急速に拡大して行ったYOSAKOIソーラン(以下ヨサコイと略す)。その勢いは、ブラジルにも伝わり、七月十一日には第二回大会が開催される。一体、この勢いはどこから来ているのだろうか。二回目にして、参加チーム数二十一。踊り手七百名。日本では、若者の情操教育によい点と、村起こし的な要素が注目 ...
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