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2004年

日本の若者ブラジルで将来を模索(7)=命かけて働ける対象=見えたのは消防士=山内和歌子さん(21)

4月1日(木)   「自分の命をかけて働きたい」と燃えている女性がいる。山内和歌子(二一、沖縄県出身)は、色白でおしとやかな見た目とは裏腹に目指すのは危険を顧みない消防士だ。昨年四月から、ブラジル日本交流協会(山内淳会長)の研修制度を通じて、国外就労者情報援護センター(CIATE)で研修。が、見えたものは、消防士への道だったよう ...

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変われるか県連・下=課題山積=シャッパ改正、団結は急務

4月1日(木)  様々な課題を残した新定款による役員選挙。ただ、新執行部が最も早急に取り組むべきは、シャッパを構成する人数の変更だ。  「一つのシャッパに十四人なんてとんでもない。これが県連を二分した大きな要因の一つですよ」  網野弥太郎顧問が指摘するように今回、「中沢派」と「吉加江派」で県連は二分。二月に林アンドレー愛知会長が ...

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100周年「箱モノ」プラン(2)=ジャパン・コンプレックス文化商業複合ビル

4月1日(木)  「ブラジル日本移民百周年を考える会」(事務局=石田光正)が第二次募集に提出した。サンパウロ市内で交通の便の良い三万平米の土地に、南米一の高層ビル(四十五階建て)を建設する計画。  文化商業複合ビルで、総領事館、国際交流基金、JICA、日本庭園、多目的ホール、文化センター、技術トレーニングセンター、研究開発センタ ...

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日本の若者ブラジルで将来を模索(6)=若山達也さん(25)=ブラジリアン柔術に魅せられる=日本に帰って道場を

3月31日(木)   八〇年代から九〇年代、サッカー留学生がブラジルの技術習得を目指し次々と来伯した。現在、ブラジル在住のサッカージャーナリスト沢田啓明が言うように「最近では有望な選手は国内か、ヨーロッパに行く」のが現状だ。二〇〇〇年、これに変わって留学ブームになりつつあるのが、ブラジリアン柔術だ。柔術に魅せられた若者たちの姿を ...

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変われるか県連・上=混乱の選挙=選管委の権限定めよ

3月31日(木)   前代未聞のゴタゴタで、「コロニア御三家」としての信用を失墜させた県連。二十六日の定期総会では、二十三対二十一票で辛うじてシャッパが信任され、中沢宏一会長の再選が決まった。ただ、一票の僅差からも分かるように今後、新執行部が慎重な運営を迫られることは確実。中沢会長の舵取りが注目される。また、役員選挙を巡る定款の ...

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100周年「箱モノ」プラン(1)=『リベルダーデの門』=高さ80メートル

3月31日(木)   四月三日に開催されるブラジル日本移民記念祭典協会の臨時総会は、既報済みの八案の「箱モノ」プランから一つが選ばれる重要な機会だ。二〇〇八年までの四年間の方向性が、この日に決まるといっても過言ではない。すでに掲載済みの『日伯総合センター』『日伯学園大学構想』『ノロエステ地域文化センター』『サンタクルス病院拡張構 ...

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日本の若者ブラジルで将来を模索(5)=渡会環さん(29)=ガウーショとYOSAKOI=この国解明したい

3月30日(火)   ガウーショとYOSAKOI・ソーラン―。一見、共通点の無い二つの切り口から、ブラジル文化を研究している女性がいる。渡会環(二九、千葉県出身)は、昨年五月から今年の三月を目処にJSPS(日本学術振興会)のサンパウロ海外連絡研究員として滞在。上智大学大学院・外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程に在籍し「リオ・ ...

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デカセギ子弟=教育の現場から(上)=「残業」は言い訳=教育への関心薄い父兄

3月27日(土)  三年間、日本の公立小中学校でデカセギ子弟の教育現場を見つめてきた日系二世、半田エウザ美登利さんは、イジメの実態、ポ語の通知を読めない親がいることなど、現場にいなければ分からない様々な問題に直面してきた。愛知県は独自の語学相談員制度をもっており、学校の補助教員や相談員的な役割を果たす人を、ブラジルから呼んでいる ...

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日本の若者ブラジルで将来を模索(3)=梅本善忠さん(24)=布教、まず種を蒔く=日本の親類に「移住」を伝えた

3月26日(金)    「ブラジルはカトリックの国だけど(私の)話を聞いてくれる。日本は話すら聞いてくれない」と日伯の違いを語るのは梅本善忠(二四、奈良県出身)。二〇〇〇年八月から来伯し、メトジスト大学に入学、ポルトガル語を磨いている。「まだ教えが広がっていない場所で(布教を)やり、独立したい。僕が出来るのは種を蒔くくらい。その ...

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このままでよいのか?=迷走する県連会長選=(下)=人材、ほかに探る手も=〃賢連〃としての決断を

3月26日(金)   「中沢会長に舐められたままでは県連はコロニアの恥。私は対抗シャッパを出すことを宣言する」  今年二月末の代表者会議で、公然と「中沢降ろし」を明言した二世の林アンドレー愛知県人会長。この宣言により、今回の役員選挙は事実上、「中沢対吉加江」の構図が固まった。  林会長の怒りは、中沢会長の発言が端緒だった。  「 ...

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