2004年
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日本文化の伝承を考える(11)=自分を指す言葉=相手を指す言葉
2月14日(土) 言語学者・鈴木孝夫によれば、日本人の自分を指す言葉、相手を指す言葉の使用に関して実に見事な規則性があるという。この規則性を基本的に支えているものは、目上(上位者)と目下(下位者)と
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日本文化の伝承を考える(10)=自分を指す言葉=相手を指す言葉
2月11日(水) 日本では父親、母親が家のなかで子供と話をするとき、父親の場合自分のことを「おとうさん」とか「パパ」、母親の場合「おかさん」とか「ママ」と言う。甥や姪と話をするときは自分のことを「お
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最新農業の現場へ=日系農協活性化セミナー(4)=大型潅水するグァイーラ=大豆のさび病に対処
2月7日(土) グァイーラ市には先進的な取組みをする日系農家が多い。一九八〇年には、山下昇さん(七一)が地域で先駆けてセンター・ピボットを導入。現在では、フランシスコ村石さん(二世)が農場を大豆の試
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日本文化の伝承を考える(9)=勤勉
2月7日(土) 私自身、自分のことを今まで一度も勤勉だと思ったことはないので、日本人は勤勉であるという説には甚だ疑問をもつ。「日本人の働き蜂ぶりを企業への『忠誠』によって説明しようとするが、日本の労
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最新農業の現場へ=日系農協活性化セミナー(3)=米国に学ぶところはない=棉の峰さん「私達が先進」
2月6日(金) 個人が所有する土地で、地平線が見えたのは生まれて初めてだった。「ブラジルの棉やってる人の間では、峰(忠志)さんの名前をみんな知ってる」と南マット・グロッソ農業協同組合の神谷栄理事長。
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最新農業の現場へ=日系農協活性化セミナー(2)=きびしく病害虫予防=シルビオモレイラ=遺伝子組換え研究も
2月5日(木) サンパウロ州州政府が運営する「シルビオ・モレイラ」柑橘類農業ビジネス・最先端技術研究センターの試験場は一九二八年に創立された。十七人の研究者と二十五人の研修生が、病害虫対策、新品種開
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最新農業の現場へ=日系農協活性化セミナー(1)=生産者に現金決済=オランブラ=きびしい審査経て
2月4日(水) 一月二十九日午前六時に松原ホテルに集まった二十九人が、最新農業現場の視察に出発した。南米二十二農協が集まり、南米日系農協連絡協議会発足などの成果をあげた第四回日系農協活性化セミナー。
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日本文化の伝承を考える(8)=正直・誠実
2月4日(水) 「うそも方便」という諺がある。うそをついても誠実な場合もあれば、正直であることが必ずしも誠実な訳でない。 「大使とは、一国の政府が他国の政府に嘘をつくために派遣する正直な人間のこと
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日本文化の伝承を考える(7)=スポーツ漫画の典型
1月31日(土) 戦後発達したマンガ文化はアニメと発展し、日本を代表する文化のひとつとなっている。新聞・雑誌を並べるバンカや本屋で種々の日本マンガ・ブラジル版が見られる。記者が本屋の店主にインタビュ
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日本文化の伝承を考える(6)=和と没個性
1月30日(金) テレビの番組を作るスタッフの仕事振りを想像してみよう。それぞれに仕事の分担がありながら、他の者の仕事にも関心と理解を持ち、それぞれの仕事の間に空白を残さない。そしてその後、どこかで