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2004年

和麺=日本起源のブラジル文化になるか(6)=ブラジル化した即席麺=食べる人に合わせた

9月28日(火)  「あの形のままのうどん・蕎麦では非日系人には浸透しない」と話すのは、森教授だ。〃あの形〃とは、丼につゆと麺と具が入ったものを箸を使って食べる、日本で一般的な形のこと。  ブラジル人に受け入れられるうどん・蕎麦の形を考えるには、すでにブラジル人の間に広まっている麺類が、どのようにブラジル化されているのか、を知る ...

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和麺=日本起源のブラジル文化になるか(5)=汁につけたマカロン〃=ブラジル人向け新戦略

9月25日(土) うどん・蕎麦について知れば、みんなもっと食べるようになるかもしれない――そう考える人は多い。  特に蕎麦の普及には、健康食としての面を強調するのがいいのでは、という意見が多く、レストラン「美松」の主人・水村博親さん(64)もその一人。「マクロ・ビオチコっていう言葉がだいぶ前に流行ったなぁ……」とつぶやく。  蕎 ...

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和麺=日本起源のブラジル文化になるか(4)=ブラジル人の味覚に「近づけよう」の試み

9月24日(金)  一般的なブラジル料理は塩気の強いものが多く、デザートを別として「甘味」を持つものは存在しない。非日系人には、日本食のもつ甘味が敬遠されてしまいがちだ。  一世を対象にするのなら、日本の味に近付ける必要がある。ブラジル人に食べてもらいたいのなら、ブラジル人の好みに合うよう甘味を押さえて濃い味にしなくてはならない ...

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和麺=日本起源のブラジル文化になるか(3)=うどん用小麦粉がない=ブラジル産そば粉は上等

9月23日(木)  「ブラジルの醤油は日本の分類ではソースに入る」と森教授は言う。ブラジルと日本では醤油のように、同じ名前の食材でも品質が全く異なることもある。  日本と同じ味を再現しようとしても、日本のレシピのままでは上手くいかない。ブラジル産の醤油五種類を使い分けている日本料理店もある。  同様に小麦粉・蕎麦粉も日伯で事情が ...

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和麺=日本起源のブラジル文化になるか(2)=アンドウ・ゼンパチ記述 「うどんで精神的空腹も和らぐ」

9月22日(水)  ニッポン人のつくったうどんを、ニッポン語を聞きながら食べていると、懐かしい祖国のあこがれが連想され、胃袋が満たされるとともに、精神的な空腹もやわらげられるのだった――。一九二六年にコンデ街に誕生した簡易食堂「うどんや」について、アンドウ・ゼンパチは『移民と郷愁―ガルボン・ブエノ街を礼賛する―』(サンパウロ日本 ...

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和麺=日本起源のブラジル文化になるか(1)=うどん、蕎麦需要伸び悩む=ブラジル人に低い認知度

9月21日(火)   ブラジルでは「日本食熱」がいぜんとして衰えない。ただし、「うどん」「そば」(蕎麦)のブラジル人による認知度は低い。もし、この麺類が受け入れられれば、一層普及に拍車がかかると思われる。麺類不振には、つゆの持つ複雑な、甘みがある味にブラジル人がなじめない、食器に問題、原料が得にくい、などいくつか理由がある。それ ...

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日伯首脳会談共同声明(2)=08年向け交流増進に努力

9月21日(火)  ◎両首脳は、二国間の技術協力プログラムの重要性を再確認するとともに、去る五月二十七日及び二十八日に東京において開催されて本件にかかわる第十六回会合の成果を喜んで是認した。両首脳は、二国間及び第三国に関係するプロジェクト及び計画の重要性を強調した。両首脳は、ラテンアメリカ及びアフリカ地域に対する現在の協力努力に ...

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日伯首脳会談共同声明(1)=両国関係強化に強い決意

9月18日(土)   十六日にブラジリアの大統領府で行われた小泉首相とルーラ大統領による首脳会談後、今後の日伯関係強化や国連改革、経済交流など幅広い分野を包括した共同声明が出された。二回にわたり、その内容を掲載する。  ◎両首脳は、百年を越える友好協力関係を回顧した上で、両国関係全般の強化に向けて強い決意を表明した。両首脳は、日 ...

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レジストロの事情=今高まる農協の役割=(下)=農協の理想とする姿とは

9月10日(金)  一九九九年のレアル暴落と、農産物の価格を低く押さえた連邦政府の政策がレジストロ市の中小農業者に打撃を与えたが、全国的な現象でもあった。  レジストロ市の農村活性化政策は、「農村人口が都会へ流出するのを防ぐため。州農務局も協力してくれている」(清水ルーベンス経済開発部長)というが、これもよくある話だ。  ブラジ ...

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レジストロの事情=今高まる農協の役割=(中)=農村活性目指す市の思惑

9月9日(木)   現在、レジストロ農業協同組合(福澤一興組合長)には二十八人が加盟しているが、その内の約十人が市のプロジェクトによって加わった農業者だ。  同組合は「計画生産・計画販売」を目標としているが、組合員が生産する野菜の種類に偏りがあるため、需要に応えられない作物がある一方で、供給過剰となって、不本意ながらサンパウロへ ...

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