2月15日(火) 「日本には住めないなぁ。大陸で育ってるから、ブラジルの方が合うんでしょう、きっと」。満州奉天市で生まれ、十九歳で結婚した遠藤菊子さん(86)。四人目の子どもを出産した三日後に終戦を迎え、翌日からソ連兵の侵入に怯える日々が続いた。 仲の良かった夫にすら、終戦後のことは話していない。「戦争のことなど思い出すのも ...
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「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(3)=残な戦中、戦後を経て 佐々木正男さん印象深いブラジル生活
2月12日(土) 「波乱の半生を送った」と振り返る佐々木正男さん(81)の自分史、『若き日の思い出』には、ブラジルに来るまでに経験した戦中、戦後時代のことが詳しく書かれている。 旋盤工見習いに嫌気がさして軍隊へ志願。「僕は軍隊向きのする人間で、軍隊が気に入った」という。昭和十八年五月から従軍、中国国内を転戦、将兵が栄養失調 ...
続きを読む »「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(2)=結婚生活、姑との不仲 矢野恵美子さん 今、プラスに捉える
2月11日(金) ペン一本を書き潰し、首が回らなくなった。「私でもこういうことが書けた。夢にも思っていなかったこと。娘たちに残してやれるし、書いて本当によかった」。自分史『我が八十年の足跡』を書き終えた矢野恵美子さん(84)の顔には満ち足りた表情が浮かぶ。 「いま私が思うことは、苦労の多かった人生でしたが、苦労という試練が ...
続きを読む »「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(1)=姪2人に書き残す=自称〃飯炊きババア〃の山田操さん
2月10日(木) ブラジル日系老人クラブ連合会で活躍しているJICAシニア・ボランティアの安達正子さんが、活動の一環として、会員たちに自分史作成を呼び掛け、十冊以上が出来上がった。完成した自分史一冊一冊に、著者が人生の中で得た教訓や信念ともいうべき言葉が込められている。自分史を書いた方々のうち、四人に書き終えた後の感想などをイ ...
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