2005年9月2日(金) 観客の一人、鈴木多佳子さん(57、在米十五年)は「音楽とナレーションという、なかなか見る機会のない形態だったので楽しめた。日系人収容所のことは殆ど知らなかったので、ああいうかたちで表現されるとわかりやすかった。ただ、悲惨な印象は受けなかった」と感想を述べた。 また、オクラホマ州出身のスコット・バクス ...
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米国日系人収容所=「マンザナー」=日系人自身が舞台で掘り起こす=連載(中)=上演前=イスラム 教徒への偏見=気になった=アメリカ人=隣人の反応
2005年9月1日(木) 「マンザナー」に取り掛かり始めて、ようやく作品の基礎固めのできつつあった二〇〇一年の秋、ニューヨークで同時多発テロが勃発した。 ナガノ氏は、イスラム教徒への偏見が次第に蔓延していく中、六十年前の日系人収容所の教訓が生かされていないことを感じたという。 「同時多発テロの直後、ターバンを巻いた男性と飛 ...
続きを読む »米国日系人収容所=「マンザナー」=日系人自身が舞台で掘り起こす=連載(1)=経験者高齢化して行く中=事実を客観的に伝えたい
2005年8月31日(水) 太平洋戦争戦時中における強制収容は、六十年を超えた今までもアメリカ日系社会に暗い影を落としている。長年触れられなかったこの歴史を今、日系人自身が掘り起こし見つめ直している。今年六月にロサンゼルスで公演された「マンザナー、あるアメリカの物語」。同地在住のオペラ演出家、前重明子さんによる音楽家の視点から ...
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