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2006年

大泉町=日系子弟の教育最新事情=アマード駐日大使と後藤参議が視察=連載(上)=住民の一割がブラジル人=「工業の町」から「共生の町」へ

2006年3月23日(木)  群馬県東南部に位置する大泉町は北関東有数の「工業の町」で、「ブラジルタウン」とも呼ばれる。一九九〇年六月の改正入管法の施行から十六年。同町では中南米系日系人の母国就労増加にともなって日系人のコミュニティが形成され、現在、その活動の場も多様化している。去る二月二十一日、後藤博子参議院議員がアンドレ・ア ...

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アマゾン探検記――一戦後移民の体験――連載(3)=食料調達、山七面鳥仕留める=椰子の葉ふき仮小屋建設

2006年3月22日(水)  しばらく休んでから、また歩き出す。川に沿って下る。川の名はマッサランドゥーバ。イガラッペー・デ・インフェルノの一支流である。二時間ほど歩くと、川の屈曲点に水が残っていて、川幅も十五メートルくらい。屈曲点の近くに小高いところがあり、設営に適しているので、奥地に侵入する仮小屋の建設にとりかかる。  フィ ...

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アマゾン探検記――一戦後移民の体験――連載(2)=長径25センチの亀、〃裏表〃焼く=野蛮に昼食、指脂だらけ

2006年3月21日(火)  第一日  きのう整えた用具を点検して四つに分ける。土人二人は、背負い籠にポンポンほうり込んで、鍋を逆さにかぶせて、燈油ビニール瓶一本を籠のわきにくくりつける。  我々の分は、小麦粉の空き袋の上端と下端を紐で繋いで背負ってみたが、重さが尻の上にかかって、歩きにくくて仕様がない。そこで背負い梯子をつくる ...

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第50回=パウリスタ・スポーツ賞=連載(終)=後世に残る名監督=高柳清さん

2006年3月21日(火)  コロニア野球界は、この人の名前を決して忘れない。  高柳清さん(83)は戦前戦後を通して球界で活躍し、一九六六年にパウリスタ・スポーツ賞を受賞した。その後もめざましい活躍をして多大な功績を残している。  三二年、十歳の時に家族で移住、ブラ拓のバストス植民地に入植した。その翌年の三三年には、十一歳で少 ...

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アマゾン探検記――一戦後移民の体験――連載(1)=旺盛な開拓者精神の発露=猟師とともに重武装

2006年3月18日(土)  アマゾン探検記――パラー州アレンケール市在住の坂口成夫さんの寄稿である。坂口さんは陸軍士官学校第五十八期生。渡伯後の一九五七年の「探検物語」だ。ジャングルの中で、オンサや鰐(ワニ)を20口径の猟銃で撃つ。当時、壮年だった坂口さんは、日本国内では文字でしかない「血湧き肉躍るジャングル探検」をブラジルで ...

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第50回=パウリスタ・スポーツ賞=輝かしい歴史=連載(4)=「卓球の平崎兄妹」=伯球界に新風吹き込む

2006年3月18日(土)  池田美保子さん(旧姓平崎)は第十回(六六年)パウリスタ・スポーツ賞卓球部門受賞者で、第三回(五九年)受賞者の兄、故・平崎義積さんと共に一九五〇年末から六〇年代にかけて「卓球の平崎兄妹」とコロニア・スポーツ界で賛えられた人である。  兄妹は戦後の日本の卓球を持ち込んで新風を巻き込み、卓球界発展の中興の ...

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選挙予測記事の連載を終えて=ソール・ナッセンテ人材銀行代表=赤嶺 尚由=連載(下)

2006年3月17日(金) 「信用回復には時間かかる」  今年十月一日に行われる大統領選挙に出馬する野党陣営の中核政党であるPSDBの候補には、ジェラルド・アウキミン現サンパウロ州知事が最終的に決まり、再選続投を目指す与党PT陣営のルーラ現大統領と対決することになった。本命視されていたセーラ市長は、州知事候補に回して処遇し、十六 ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=25期編6=連載(終)=次期26期生受入れよう=藤本さん=「OBとして絶やすものか」

2006年3月17日(金)  高野書店の高野泰久さんが引き受けた学生のうち十七人は、あしなが育英会の交通・災害遺児。「彼らの父親代わりになれるだけの資格もなく、人生経験に乏しい身であるが、日常生活をともにしながら交わす言葉など、これからの長い人生のどこかで思い当たってほしい」。そんな願いを込めての十一ヵ月の研修だ。  両国若者と ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(33)=今井さや香=コロニア・ピニヤール文化体育協会=村人の優しさに感動

2006年3月16日(木)  私がコロニア・ピニャールに派遣されて早八力月が過ぎた。学校生活、私生活ともに慣れ、豊かな自然の中で、のびのびと活動をしている。いつも地域の方が野菜や果物を届けてくださり、新鮮な食材が私の冷蔵庫にそろっている。  最近では、葡萄の収穫の時期を迎え、たくさんのおいしい葡萄をいただいた。ここコロニア・ピニ ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=25期編5 =連載(15)=〃ブラジルでの父親〃の生き方=畠山さん=「人生にとって大切」と学んだ

2006年3月16日(木)  ブラジルでの父親―。ポンペイア西村農工学校の西村俊治さん、高野書店の高野泰久さん。「私の留学経験で貴重だったのは、単にブラジルでの生活体験ではなく、これからの人生にとって大切にすべきものを学べたこと。うまく言葉では表せないけど……」。畠山一宏さん(41、福岡県在住)は第五期生(一九八五年度)として研 ...

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