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2006年

県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(8)=アンドラジーナ=「お互い、苦労したよね」65年ぶりの再会で固い握手

2006年2月24日(金)  ユバ農場を出て、午後六時四十五分にアンドラジーナ文化体育協会の新会館に到着。七時過ぎから歓迎会がはじまり、ノロエステ第三地区会長でもある小野秋夫同会長(45、三世)は、「百周年を目の前にこのように交流できることは大変嬉しい」と挨拶した。  舞台の上には、県連の中沢会長、南雲良治団長、ガラサイ文化体育 ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=歴史編5=連載(5)=非日系受入れ団体探す=篠原さん=北伯、南伯へも広げる

2006年2月23日(木)  あくまで日系社会ではなく、ブラジルとの「交流」にこだわりたい―。故・斉藤広志さんの娘婿、篠原ベルナルドさん(61、二世)。一九八九年から六年間にわたってブラジル事務局長を務めた。八九年は、外務省から「社団法人」として認められた年でもある。それと同時に藤村修次長が専務理事に就任。研修生の数も増え、九一 ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(30)=中村茂生=バストス日系文化体育協会=コロニアで聞く戦争体験

2006年2月23日(木)  証言収集、という項目が業務のひとつとして挙げられているおかげで、実にたくさんの方々と話をする機会がある。テーマを絞ったり、おおざっぱに話してもらったり、いろんなインタヴューを試みてきたが、どなたから伺っても興味をひかれる話題がある。  第二次世界大戦中(言い慣れた「太平洋戦争」ではやはりしっくりこな ...

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県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(7)=アリアンサ=『八十年史』編纂進む=寄付や情報提供呼びかけ

2006年2月23日(木)  第一が八十周年を祝った〇四年に「八十年史編纂委員会」が設立され、〇九年刊行を目指して着々と準備が進められている。委員の一人、ユバ農場の矢崎正勝さん(62、山梨県)も「百年祭の内容も入れたいので、その後に出すことにしています。しっかりしたものを作りたい」と意気込む。  まずは高齢者からの聞き取り取材を ...

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今年の大統領選挙をこう考える=ソール・ナッセンテ人材銀行代表=赤嶺 尚由=連載第3回

2006年2月22日(水)  ルーラ大統領の再選続投への戦いが著しく苦しく厳しくなりそうなのは、特に政治、行政面で目立つ得点が挙げられず、とりわけ、二〇〇二年の大統領選挙で初当選を果たした際に、一般国民が出来るだけ暮らし易くなるように、この国にムダンサ(単なる変化というよりもっと強い変革という意味でしょうか)をもたらして見せると ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=歴史編4=連載(4)=博識のアドバイザー=田尻鉄也さん=深く刻まれた記憶

2006年2月22日(水)  相次ぐ大黒柱の死―。斉藤広志さんが亡くなった翌年、永野重雄会長も他界した。その後は、故・武田豊・新日本製鉄社長が会長に就任。斉藤さんに代わっては、ブラジル日本文化協会の会長を務めた故・相場真一さんがブラジル側会長となった。  斉藤さんの死後は、ブラジル社会史,農業史の研究家で、サンパウロ人文科学研究 ...

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県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(6)=アリアンサ=続々と80周年迎える=「困難と涙で築いた村」

2006年2月22日(水)  ふるさと巡り一行は第一アリアンサ会館で行われた慰霊ミサのあと、婦人部が用意してくれた美味しい昼食を食べ、午後三時十分に第三会館へ移動した。敷地内に建つ「富山移住地 第三アリアンサ発祥の地」という立派な記念碑が目を引く。  ここから半キロほど離れた場所で生まれた、サンパウロ人文科学研究所の宮尾進さん( ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=歴史編3=連載(3)=ブラジルの青年を「招日」=事務局設置,藤村氏が次長に

2006年2月21日(火)  日本からの派遣ばかりではなく、ブラジルの若者を対象とした交流も進めた。一九七八年にはサンパウロ州知事に対しユースサッカーチームの訪日を要請。ジョゼ・ピント州スポーツ局長の一行二十五人が訪日した。日本国内で高校生、社会人など五チームと親善試合を開催。テレビで放映されるなど華やかなスタートを切った。   ...

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25年=交流協会生コロニアと共に=歴史編2=連載(2)=学問の師との出会い=3期生森さん=帰国後4ヵ月で〃帰伯〃

2006年2月18日(土)  サンパウロ人文科学研究所の机一つから―。交流協会発足当初の事務局は同研究所の片隅に設置された。「玉井会長や同じ人文研のメンバーであった斉藤さんが机一つで、青年交流についての会議をしてたよ。しょっちゅうここに来てた」と思い出すのは、宮尾進人文研顧問。直接、交流事業には関わってはいなかったが、彼らとは「 ...

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県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(5)=アリアンサ=「ここは祈りで拓かれた」=永田稠の大学構想引き継ぐ

2006年2月18日(金)  さわやかな朝、会館には五筋の煙がのぼった。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏――。  移民のふるさと巡り二日目、五日午前八時前にホテルを出発し、昨夜と同じアラサツーバ文化協会で先亡者追悼法要をした。  アラサツーバ南米本願寺の僧侶、中島康夫さんらによる阿弥陀経が読経されるなか、ノロエステ連合日伯文化協会の五 ...

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