2006年2月17日(金) プロミッソンの上塚公園を後にした一行は、七十キロ奥に入ったアラサツーバへ。まずはホテルで荷を下ろし、シャワーを浴び、照りつける陽射しの中でかいた汗を流してさっぱり。午後七時半からアラサツーバ文化協会会館で行われたノロエステ連合日伯文化協会による歓迎会に出席する。 まずは、同文協太鼓部「竜鳴和太鼓」 ...
続きを読む »2006年
今年の大統領選挙をこう考える=ソールナッセンテ人材銀行代表=赤嶺 尚由=連載第2回
2006年2月17日(金) 先につい本日の私の報告の結論を先に申し上げかけたところで、続いて何故そう見るのか、何故そう考えるのかを説明するのに、是非とも追加補足して置かなければならない重要な数多くの事柄があることに気付きました。現職の大統領という大変に恵まれた立場にあって、まだいろんな行政マシーン(機関)をフルに利用できるルー ...
続きを読む »25年=交流協会生=コロニアと共に=歴史編1=連載(1)=日伯の架け橋になる若者達を=斎藤、玉井氏ら構想「巨木に育てよう」
2006年2月17日(金) 日伯の将来は両国若者の未来にかかっている―。日伯百年の計には「人を植え」架け橋的人材を育成する、との理想をかかげ、日本ブラジル交流協会は一九八一年から現在まで七百四十八人もの日本の若者をブラジルの大地に植え続けてきた。現在、OBは「ブラジルでの一年間」を模索しながらブラジル、日本はもちろん、世界で活 ...
続きを読む »県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(3)=プロミッソン=謎 背中合わせの記念塔=清貧に生きた上塚偲ぶ
2006年2月16日(木) 平野植民地で分かれを惜しみながら出発した一行は、午後四時前、プロミッソンの上塚周平公園についた。上塚(一八七六―一九三五年、熊本出身)は〃移民の父〃と慕われ、特に人気の高い、移民史上の英雄の一人だ。 この土地はもともと植民地事務所があった場所で、上塚の家もここに建っていた。いわば、笠戸丸からわずか ...
続きを読む »ブラジル雑語ノート――「和泉雅之・編」の”順不同”事典――=連載(10)=カルナヴァル=古代からつづく庶民の狂騒
2006年2月16日(木) カルナヴァル (Carnaval) は、日本語で謝肉祭と訳したり、英語の発音をカタカナ表記しカーニバルと呼んでいる。その起源は不明だが、紀元前からあった伝統的な祭りのひとつ。ある期間を設定し、底抜けのバカ騒ぎをする。語源については、いくつかの異説がありはっきりしない。ラテン語での、カルネン・レヴァー ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(29)=相澤紀子=ブラジル日本語センター=「サンタクルス病院にて」
2006年2月16日(木) ブラジルに来てから早くも一年が過ぎた。その間なんとか健康に過ごしていたけれど、それでも二度ほどサンタクルス病院のお世話になった。一度目は風邪で、二度目は胃痛で。 去年の七月にひいた風邪は、日本から持ってきていた薬を飲んでも熱が下がらず、ちょっとあせった。よく聞いていたことだけれど、ブラジルの風邪に ...
続きを読む »県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(2)=〃最古〃の日本墓地か=運平の墓にピンガを注ぐ=平野植民地
2006年2月15日(水) 一行は午前十時過ぎ、カフェランジア市中心部から二十キロほど離れた、平野植民地内の浄土真宗・平安山光明寺へ移動。その間、中沢県連会長ら代表だけが同地の創始者、平野運平の墓のある日本人墓地へ向かい、地元の人々と一緒に墓前追悼法要をし、順番に焼香した。 中沢会長と南雲団長は、平野運平が大好きだったピンガ ...
続きを読む »今年の大統領選挙をこう考える=赤嶺 尚由(ソール・ナッセンテ人材銀行代表)=連載第1回
2006年2月15日(水) 去る二月七日にブラジル日本商工会議所(田中信会頭)の主催で、毎年定例の業種別部会長懇談会がホテル・クラウンプラザで行われ、西林万寿夫サンパウロ日本総領事以下、およそ九十人の聴講者が参加した。以下は「今年の大統領選挙をこう考える」と題して行われた赤嶺尚由コンサルタント副部会長(ソール・ナッセンテ人材銀 ...
続きを読む »ブラジル雑語ノート――「和泉雅之・編」の”順不同”事典――=連載(9)=パン・デ・アスーカル=パンに似た形の製糖用型枠
2006年2月15日(水) パン・デ・アスーカル (Pao de Acucar) という言葉は、日本人の間で、かなり誤解されている。これを「砂糖パン」とするのは、まったくの誤訳。今日なら、そういう名前のパンがあっても、不思議ではないが、十六世紀のポルトガルには存在しなかった。なぜなら、当時のヨーロッパで、砂糖は医薬品と同じく、 ...
続きを読む »県連・第24回移民のふるさと巡り=ノロエステ巡礼=連載(1)=つわものどもが夢の跡=悲劇の平野で追悼捧げる
2006年2月14日(火) ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)主催の「移民のふるさと巡り」は第二十四回を迎え、いろんな意味での原点に還った。第一回で訪れたノロエステ線沿線の移住地を再訪したという意味だけでなく、植民地ならではの温かいもてなし、真摯に伝統を保存しようとする協会役員らの努力、一度もレストランを使わず全て ...
続きを読む »