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2006年

南パラナもふるさと=県連6日間の旅=連載(5)=ポンタ・グロッサ=バタタの町も今は大豆に=ナイターでPゴルフ楽しむ

2006年5月25日(木)  午後三時過ぎ、一行はカストロ文協を出発した。大きなサイロが点在する農地が広がっている。大豆やとうもろこしが収穫された後に残された大地は少し寂しげだが、平らな地平線が美しい。国内に広大な平野は多々あるが、「北海道みたいじゃないか」と例える有坂隆良さんの言葉に納得してしまった。  午後六時過ぎ、ポンタ・ ...

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緩和ケア=最先端担う千馬寿夫医師=連載(2)=患者は「死」に対し神経質に=チームに求められる冷静、忍耐

2006年5月24日(水)  二月××日午後、在宅チームの一つに同行した。行き先はサンパウロ市北部リモン区の非日系人男性(47)宅。医師、看護婦、心理士、理学療法士、ソシアル・ワーカーなど七人がコンビに乗り込んだ。  老人内科医の比嘉智子ケイラさん(二世、31)が車内で、自分に言い聞かせるように言った。「この仕事は、かなりの忍耐 ...

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南パラナもふるさと=県連6日間の旅=連載(4)=「コチアの里」カストロへ=世代超え人気のパークゴルフ

2006年5月24日(水)  パラナを訪ねるふるさと巡りもはや四日目。七日朝七時半、一行は「コチアの里」カストロへ向かうべく、バスに乗り込んだ。  途中、オランダ系移民の町、カストロランダに立ち寄る。「オランダ人は最初からその地に永住するつもりで開拓し、庭に花を植え、家を建てた」。そのためか、そこは開拓地でなくオランダにいるよう ...

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緩和ケア=最先端担う千馬寿夫医師=連載(1)=回復の見込みない患者対象=生活の質を高める

2006年5月23日(火)   最期の時──。日進月歩の勢いで、医療技術が進歩。それと歩調を合わせるように、人間は長生きをするようになった。かつてはすぐに亡くなっていた病気でも、延命治療によって、ある程度、寿命を延ばすことが可能だといえるかもしれない。回復の見込みのない患者を対象に、「生活の質」を高めようと始められたのが緩和ケア ...

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南パラナもふるさと=県連6日間の旅=連載(3)=港町で味わう海の幸=百周年に日本公園計画も=パラナグア

2006年5月20日(土)  六日午後一時ごろ。到着したパラナグア日伯文化協会会館では、あさりの味噌汁や、ボラのフライなど海の幸を使った婦人会の手料理が待っていた。  一行の団長南雲良治さんが「このふるさと巡りでパラナグアに来るのは、今回が初めてです。歓迎していただいたことに感謝しています」と挨拶すると、カラオケが用意され、一同 ...

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南パラナもふるさと=県連6日間の旅=連載(2)=コチア解散以来の再会も=山越え列車でモレッテスへ

2006年5月19日(金)  第二十五回移民のふるさと巡り一行は、クリチーバ文化援護協会ヴェラ―バ本部会館で、着物姿の山城美幸さん(15)と明菜さん(17)に出迎えられた。二人は、三味線、民謡、日本舞踊をこなす正に「日本的な」日系四世だ。  五日夜の交歓夕食会には、クリチーバ側から八十人前後の人が参加し、総勢二百人が集った。同協 ...

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南パラナもふるさと=県連6日間の旅=連載(1)=110人でめぐる〝環境の町〟=市内には入植記念の日本公園=クリチーバ

2006年5月18日(木)  今旅で二十五回目。数を重ねる中でも「ここに来たのは初めて」となる南パラナを訪れた県連主催の「移民のふるさと巡り」(南雲良治団長)が、四日から九日までの日程で実施された。訪問地は、南部最大の都市クリチーバに始まり、同州で最初に日本移民が入ったパラナグア、コチア青年が多く集ったカストロ、ポンタグロッサと ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(42)=加藤志保=ピエダーデ文化体育協会=「何とかなる」の精神

2006年5月18日(木)  「だいじょうぶ、何とかなる!」これは今、私が一番好きな言葉。  ブラジルに来てそろそろ一年が経とうとしている。周囲の協力を得て万事順風満帆に進んで来ることが出来た私であるが、着任十カ月目に入ったとき、学校経営の問題でちょっとした壁にぶち当たった。 それを文協の学務担当のUさんに伝えた所、その方は「ま ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(41)=原規子=西部アマゾン日伯協会=浅黒い肌にしなる腰

2006年5月11日(木)  マナウスにはありとあらゆる音楽を楽しめる場所がたくさんある。DJで音楽をかけているところ以外は、ほとんどオープンエアで生のバンド演奏である。 今では建物の中で踊るのもDJで踊るのも嫌になったほど。汗をしこたまかきながら踊る気持ちよさを一年中楽しめるのがマナウスだ。その中でも今回はフォホーについて書き ...

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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(40)=東万梨花=トメアス総合農業協同組合=アマゾン加工食品の妙

2006年5月4日(木)  パラ州の食べ物は美味しい。ベレンで食べるエビやカニ、魚介類があまり食べられない地域でもタカカ・バタパ・マニソバの三大伝統料理がある。  このタカカ、トゥクピーという黄色い調味液にトロトロのタピオカ粉水溶液を加え、塩エビとジャンブーというしびれ草をのせる。 見かけは味噌汁のようで、味は酸味と塩味が絡んだ ...

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