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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――

マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(下)=健康維持図れる山荘=前田さん、夢の実現と今後

2007年3月30日付け  早朝、東の空が白みはじめ、周りの景色が少しずつ色を帯びだす。薄暗かった山に陽が当たり、鳥のさえずりが聞こえる。少し肌寒いが、キリッと引き締まった空気が気持ちいい。  『ポウザーダ前田』では前田さんの妻、結芽子さん(65)が朝食を用意。マルメロポリスの由来でもある地元の果実マルメロで作られたジャム、マル ...

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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(中)=縦走新ルートの開拓=山仲間と共にクラブ創設へ

2007年3月29日付け  「ブラジルに移住してからもいつか夢を果たしたいと思い続けてきました」。前田さんは一九六〇年、二十歳でブラジルへ移住したが、その理由は「ブラジルがペルーに近かったから」。「アンデスでの山岳ガイドと山荘経営」を夢見た前田さんだが、当時のペルー政府は移住を受け入れておらず、しかたなくブラジル移住で手を打った ...

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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(上)=50年代の登山ブーム=前田さん、南米移住を決意

2007年3月28日付け  近年、日本の中高年の間でブームとなっている『登山』。歩くことで、有酸素運動や新陳代謝の活性化、体力維持につながり、健康にいいといわれ、人気を博している。自然の風景そのものや、共に登山をする人との交流を楽しむのもひとつだろう。  ところかわって、ここ、ブラジルでは、一九八〇年代まで、登山が一般的なスポー ...

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