2007年5月17日付け 〃世界徒歩旅行家〃と自称し、二十世紀初頭に北米、ヨーロッパ、中南米を三十年かけて旅行した日本人がいた。その人物の名は岡田芳太郎。一九〇六年にブラジルに入国、南米各地を歩き、一九三三年、サンパウロ州レジストロで客死している。享年五七歳。日本の新聞社に記事を送り、糊口を凌いでいたという岡田の生前を知る資料 ...
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身近なアマゾン(42)――真の理解のために=ネグロ川上空でパニック怖い!=機体〃落下〃の連続
2007年5月15日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(2) ようやく落ち着いて、周りの状況が目に入るようになった。この飛行機は初めて乗る機種で、今までのものより少し大きい三十人位席があるようだ。 ボディにDASH―200と書かれていたことは、機に乗る時に見ていた。主翼の位置が機体の最上部に付いていて〔水上飛行 ...
続きを読む »文協選挙・マニフェストを問う=三つ巴の戦い~統一シャッパはあるか=連載(3)=「頭ならいくらでも下げます」=高木ラウル編
2007年4月27日付け ◆自派シャッパの評価は 「しんせいきのかい」のメンバーを始め、一世を多く取り込んだシャッパが特徴だ。 前回見せた対立構造から一ひねり。一世が立てた二世会長候補は、「政治家の先生からも『ラウル頑張れ』ってメッセージがたくさんきてますよ」と日本との太いパイプを強調する。 成和塾元代表世話人の谷広海氏を ...
続きを読む »文協選挙・マニフェストを問う=三つ巴の戦い~統一シャッパはあるか=連載(2)=「統一シャッパの可能性はある」=渡部和夫編
2007年4月26日付け ◆評議員会長に立候補 「義務があるのでは、と考えてのこと」 改革を陣頭指揮、四年間文協に関わった。「これからも貢献」するため、評議員会長に立候補した。そう呼ばれることに本人も苦笑いする〃黒幕〃の返上宣言だ。 もちろん、定款の改正で評議員の権限が強くなったことを認識、重視したうえでの決断だ。 大原 ...
続きを読む »文協選挙・マニフェストを問う=三つ巴の戦い~統一シャッパはあるか=連載(1)=「アイデアと心の繋がりを」=小川彰夫編
2007年4月25日付け 三つ巴になった今回の選挙。〇五年の選挙と同様と揶揄する声もあるが、真っ向から対立した前回と違うのは、〃意に反して〃の結果だということだ。ここは派閥の権力闘争にするのではなく、決選投票に最後の望みを繋ぎたい。三派の中心人物にインタビューし、それぞれのマニフェストを紹介するとともに、統一シャッパの可能性を ...
続きを読む »身近なアマゾン(41)――真の理解のために=珍魚採集を欲張ると…=飛行機まで遅らせてしまう
2007年4月17日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(1) 〔行きはよいよい、帰りは怖い〕という童謡の歌詞を皆さんはご存知だろう。今回は、そんな童謡の歌詞を地でいってしまった話をしよう。 マナウスの空港から小型のバンデイランテス型という日本のセスナ型によく似た小型飛行機に乗って三時間、ネグロ川を約千キロ遡った ...
続きを読む »身近なアマゾン(40)――真の理解のために=インディオが通行料金徴収=先住だから=居留地の所有権?
2007年4月14日付け □ブラジルの資源をめぐって、先住民インディオが道路通行料金を徴収 ブラジルのアマゾンで現在何が起こっているのか、に注目して、自然関係問題を主体に取り上げて、みなさんと共に考えたいと思う。 先日、ブラジル全国放送で興味深いニュースが放映された。 〔南米大陸の先住民であるインディオの一部族ワイミリ・ア ...
続きを読む »身近なアマゾン(39)――真の理解のために=ウォーレスの150年前の記述=ネグロ川、今と同じ状態
2007年4月13日付け □探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(2) しかし、二〇〇三年の春だったか、偶然の出会いなのか、「アマゾン探検記」という本を見つけたのだ。その本の著者がこのウォーレス氏で、目次をみてみると、そこにはネグロ川のことが満載されていたのだ。 今を遡ること百五十年、その時代にすでにヨーロッパ人がこの秘境の ...
続きを読む »身近なアマゾン(38)――真の理解のために=命がけの採集仕事だった=ダーウィンの助手?=「ウォーレス線」で名残す
2007年4月12日付け 探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(1) 一八五〇年代に活躍したダーウイン。「種の起源」という科学原論のような進化論を発表した有名な学者である。 生物学を志す学者の出発点のような存在であるが、彼がその論文を発表するまでの過程は、大変なものだっただろうと思う。当時は、宗教の流れに逆らう者は極刑に値し ...
続きを読む »マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(下)=健康維持図れる山荘=前田さん、夢の実現と今後
2007年3月30日付け 早朝、東の空が白みはじめ、周りの景色が少しずつ色を帯びだす。薄暗かった山に陽が当たり、鳥のさえずりが聞こえる。少し肌寒いが、キリッと引き締まった空気が気持ちいい。 『ポウザーダ前田』では前田さんの妻、結芽子さん(65)が朝食を用意。マルメロポリスの由来でもある地元の果実マルメロで作られたジャム、マル ...
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