ニッケイ新聞 2008年5月24日付け 四月二十二日夕方、桃梨の里ラーモス移住地から、「ブラジルのチロル」と呼ばれるオーストリア移民が作った町トレーゼ・チーリャスへ向かった。 チロル風ホテルの夕食後には、同地で最も有名なチロル伝統音楽バンドマスターとして知られるベルナルド・モーゼルさん(61、二世)率いる家族楽団八人のショー ...
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県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第8回=ラーモス移住地=農業特産物を常に模索=苦難乗り越えて文化継承
ニッケイ新聞 2008年5月21日付け 四月二十二日、朝一番にラーモス移住地で長崎平和の鐘公園を訪ねた一行は、午前十一時に日本人墓地を参拝した。同地最古参の一人、本田文男さん(70、茨城県出身)が般若心経を読経し、ラーモス日伯文化協会の尾中弘孝会長が敬礼する中、一行を代表して長友団長らが焼香した。 八一年に建設された立派な会 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第7回=ラーモス移住地=心に響く長崎平和の鐘=小川さんの被爆開拓談聞く
ニッケイ新聞 2008年5月17日付け 四日目の四月二十二日朝、フライブルゴのホテルを出発し、約七十キロ離れたフレイ・ロジェリオ郡のラーモス移住地へ向かった。クリチバーノス市との州道は昨年舗装されたが、こちら側からの道は相変わらず未舗装路のために、一行の乗る豪華バスでは通行できず、簡素な車両に乗り換えて向かった。 一時間後、 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第6回=タンガラー=独語読み書きする6世!?=兄妹でイタリア民謡歌う
ニッケイ新聞 2008年5月16日付け ふるさと巡り三日目の四月二十一日昼、一九四五年頃にイタリア移民が建てた水車小屋を九八年に改装して観光レストランにした「ランショ・モイーニョ・ヴェーリョ」に到着。バスを降りると、四人のコーラスが「サンタルチア」などのイタリア民謡を歌って歓迎してくれた。 ところが三曲目からドイツ語の曲にな ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第5回=「ブドウ谷」タンガラー=イタリア系が7割占める
ニッケイ新聞 2008年5月14日付け 三日目、四月二十一日午前八時半、イタリア移民が多く入ったタンガラーに向けて出発。普通の農業には適さない傾斜地に、ブドウ畑が作られている。わずか一時間で到着。 この一帯は、良質なブドウがとれることで有名な「ブドウ谷」として知られ、人口九千人の小さな町ながらワイン醸造所が三つもある。その中 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第4回=コチア青年貞光さん活躍=アントゥーリョ新種作る
ニッケイ新聞 2008年5月13日付け 四月二十日、ふるさと巡り二日目の午後三時半、イグアッペ会館を出発した一行は、アントゥーリョ栽培の第一人者、貞光邦夫さん(65、徳島県出身)の農場を視察した。 「三十五年間、これ一筋です」。貞光さんは出荷される直前のアントゥーリョを指さし、胸を張った。コチア青年第二次十三期として一九六一 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第3回=イグアッペ=「50年ぶりに故郷に来た」=日本移民は市発展に大貢献
ニッケイ新聞 2008年5月9日付け 「戦前、イグアッペ市は日本移民のおかげでブラジル最大の米作地、輸出地だった。今年は大統領府からベルソ・ダ・イミグラソン・ジャポネーザ(日本移民発祥の地)と認証され、ブラジルの歴史に名を残すことも出来た。大変光栄だ。バンザイ!」 ミリアン・テレーザ・フォルチス市観光局長は、イグアッペ市に到 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第2回=レジストロ=みんなで炭鉱節を踊る=「ふる里みたいな雰囲気」
ニッケイ新聞 2008年5月7日付け 「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」。しずかな夕暮れ時、百八人が列になって焼香し、石田広海開教師はおごそかに無量寿経の讃仏偈をとなえた。四月十九日午後五時、ふるさと巡り一行バス三台はレジストロ本派本願寺教会で先亡者追悼法要を行った。 その後、入植九十周年を記念して二〇〇三年に建設された、和 ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第1回
ニッケイ新聞 2008年5月6日付け 移民八十周年を記念して八八年にはじめられた県連ふるさと巡りは、好評のうちに年二回になり、移民百周年(二十周年)の今回は、第二十九回(長友契蔵団長=宮崎県人会長)を迎える長寿事業となった。参加者数は百八人と歴代二位の多さで、大型バス三台で移動。日系集団地三カ所にくわえ、今回珍しくサンタカタリ ...
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