ニッケイ新聞 2008年1月22日付け 二世の父親は非日系のブラジル人を、「ガイジン」もしくは「ブラジル人」と呼んだ。日本で言うガイジンはたいてい他国籍の人を指す。しかし、この場合のガイジンは、国籍の差違を意図していない。ブラジル籍の父親が、同じ国に暮らす非日系人を人種・習俗、価値観の違いからガイジンと呼ぶのはおもしろい。 ...
続きを読む »北パラナ、アサイ市の〃日本人家族〃を訪ねて
北パラナ、アサイ市の〃日本人家族〃を訪ねて(3)=映画館が消えてビデオが…=夢中で見て日本と繋がっていた
ニッケイ新聞 2008年1月19日付け 「あなた日本から来た一世なの」―。元旦午前、父親といっしょに市内のブラジル人の店にシュラスコの食材を買いに行った際、店で会った地元の日系人夫婦にそう質問をうけた。一世の若者は珍しいといった感じだ。 この言葉を聞いて、日系三世の知人が学生時代にアサイで交流した日本の若者たちとの話を思い出 ...
続きを読む »北パラナ、アサイ市の〃日本人家族〃を訪ねて(2)=食後「ごちそうさま」に対して=「お粗末さま」と主婦の答え
ニッケイ新聞 2008年1月18日付け 「アサイに入植した日本人は二、三年稼いで帰るつもりだったから、平で肥沃な土地はみんなコーヒーや棉畑にしてね。住むところはどこでもよかったんでしょ。だからこんな坂ばかりの街ができたんだよ」。 市内に急な坂が多い理由を父親に尋ねると、そう教えてくれた。メイン通りのリオデジャネイロ街もゆるや ...
続きを読む »北パラナ、アサイ市の〃日本人家族〃を訪ねて(1)=二世、三世が「日系」と言わない=ごく普通に「日本人」と表現
ニッケイ新聞 2008年1月17日付け 滞伯一年半余りの記者は、今年の正月を北パラナのアサイ市で過ごした。サンパウロ市に暮らす知人の日系女性の実家に招かれたのだ。三十五度以上の真夏日が続く中、チラピアとマグロの刺身、シュラスコ、お雑煮、年越しそばを食べ、NHKの紅白歌合戦を楽しみ、そして一家とともに本門仏立宗の寺で新年を迎えた ...
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