2007年8月29日付け アマゾンの動物――在住半世紀余の見聞から=連載(3)=ジャカレーに舌はあるか?=火事のとき見せる〃母性愛〃 ◇鰐の話(3) 小魚が寄って来て、腐った中雛から落ちる蛆を食べる。腐った肉の臭いにひかれて、夜暗くなったらジャカレーがそろそろお出ましになる。中雛は水面上十五センチくらいにしてあるので、小魚で ...
続きを読む »アマゾンの動物――在住半世紀余の見聞から
アマゾンの動物――在住半世紀余の見聞から=連載(2)=示現流の右上段の構えから=ジャカレーの首の付け根へ…
2007年8月22日付け ◇鰐の話(2) 今は(鰐皮の)なめしの技術が向上して、ジャカレー・チンガの皮も売れるようになったので、たちまち少なくなってしまった。 私たちが着伯して何ヵ月かして入植した所は、前は水で、湖のようになっていて、乾季に水が退くと真中に一筋の川が残る。魚もよく獲れるが、仕事があるので、漁は仕事がすんでか ...
続きを読む »アマゾンの動物――在住半世紀余の見聞から=連載(1)=獰猛なジャカレー・アッスー=抱いている卵を騙し取る猿
2007年8月15日付け パラー州アレンケール在住の坂口成夫さんは、戦後移住者で、アマゾン生活五十三年余になる。本紙にはすでに「探検記」「マラリア」に関する投稿で登場している。今回は、ブラジル以外の他地域にいては、とても想像がつかないと思われる動物について書いている。人々は「鰐」や「蛇」を知っていても、それはその人が過去見聞し ...
続きを読む »