2008年
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第7回作られるコロニア正史=「勝ち組=テロ」は本当か
ニッケイ新聞 2008年7月29日付け 前節までは、極限心理に置かれた同胞社会が集団幻想として想起した日本民族という「想像の政治共同体」が、どのような条件と過程によって、現実を越えるほどの存在感を生
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第6回裏切られた自尊心=理解されない移民の心情
ニッケイ新聞 2008年7月26日付け 「どんなに考えてみても、たとい百歩をゆずって、敗戦が事実だとしても、二十万同胞の在住するブラジルに、正式な使節が派遣されないという理由はない。ただこの一事によ
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第5回「共同体」は極楽浄土=極限心理が求めた救い
ニッケイ新聞 2008年7月25日付け 戦前戦中、移民たちは敵性国民としてブラジル政府や一般社会全体から、圧倒的なプレッシャーを感じていたに違いない。 半田知雄氏は『移民の生活の歴史』(1970、
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第4回現実を超えた「想像」=勝ち負けの心理的背景
ニッケイ新聞 2008年7月24日付け 終戦直後、ブラジル移民の圧倒的多数は日本の敗戦が信じられず、ポ語メディアの情報を受け入れていた「負組」と鋭く対立し、そのごく一部が暴発するように勝ち負け紛争を
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第3回愛国補償心理と愛情確認=国民とは想像の政治共同体
ニッケイ新聞 2008年7月23日付け 〇七年七月に在ロサンゼルスの韓国人コミュニティが数百万ドルの費用をあつめて、米国下院議会でロビー活動をし、慰安婦決議案を承認させたことは、記憶に新しい。 同
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第2回「ジャポネース」とは=最初から外向きに形成
ニッケイ新聞 2008年7月22日付け 戦前、日本国内では、新聞やラジオなどのメディアや交通の発達などによるグローバル化により、意識の均質化が行われ、内向きのナショナリズムが進み、固有の領土に住む、
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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第1回「日本人」という自覚=強かった村への帰属意識
ニッケイ新聞 2008年7月19日付け ニッケイ新聞の百周年特別企画「百年の知恵」連載シリーズ第四弾は、日本移民のアイデンティティ形成を分析する『移民とナショナリズム』だ。「遠隔地ナショナリズム」と
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県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第9回(終)=トレーゼ・チーリャス=〝ブラジルのチロル〟満喫=「移民としての共通点感じる」
ニッケイ新聞 2008年5月24日付け 四月二十二日夕方、桃梨の里ラーモス移住地から、「ブラジルのチロル」と呼ばれるオーストリア移民が作った町トレーゼ・チーリャスへ向かった。 チロル風ホテルの夕食
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県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第8回=ラーモス移住地=農業特産物を常に模索=苦難乗り越えて文化継承
ニッケイ新聞 2008年5月21日付け 四月二十二日、朝一番にラーモス移住地で長崎平和の鐘公園を訪ねた一行は、午前十一時に日本人墓地を参拝した。同地最古参の一人、本田文男さん(70、茨城県出身)が般
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県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第7回=ラーモス移住地=心に響く長崎平和の鐘=小川さんの被爆開拓談聞く
ニッケイ新聞 2008年5月17日付け 四日目の四月二十二日朝、フライブルゴのホテルを出発し、約七十キロ離れたフレイ・ロジェリオ郡のラーモス移住地へ向かった。クリチバーノス市との州道は昨年舗装された