ニッケイ新聞 2009年10月22日付け 【愛知県知立市発】「ジャムおじさん行ってらっしゃい」。2歳の長女リアナちゃんに送り出されて向かうのは、人気の洋菓子店。 ササキ・アキラさん(30、三世)は、これまで機械油にまみれて車の部品やプレスの会社に勤めていたが、今は甘い香りに包まれてドーナツの袋詰めや掃除をしている。 「最近 ...
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現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(4)=養護学校で子供の世話=控え目な性格超え挑戦
ニッケイ新聞 2009年10月21日付け 【愛知県知立市発】県の緊急雇用で、工場勤務時代には考えもしなかった就職先を見つけたのは屋良マルコスさん(41、三世)。勤務先は重度の障害がある子どもたちも通う養護学校だ。 「最初はこんなところにブラジル人がいるのかとびっくりしました。でも毎日たくさんびっくりして、いっぱい感動あるよ」 ...
続きを読む »現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(3)=語学力武器に仕事探し=タガログ語学ぶ中尾さん
ニッケイ新聞 2009年10月20日付け 【愛知県知立市発】「今回の選挙はどうなると思いますか」。「鳩山さんはどうかなあ」。日本国籍も持つ二世の中尾文雄さん(68)は、テレビを見ながらさまざまな質問をぶつけてくる。 一見すると、のんびり引退後の生活をしているようだが、まだまだ現役を退く気はない。机には日ポ語の辞書やタガログ語 ...
続きを読む »現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(2)=農業に挑む黒岩さん=「これは開拓ですね」
ニッケイ新聞 2009年10月16日付け 【愛知県知立市発】やっと畑の向こう側が見えるようになった。国道23号線を自動車が飛ばし、その下には新幹線が往復している。 黒岩ミチオ・オズワルドさん(54)は、胸のあたりまで茂っていたセイタカアワダチソウを丸2日かけて刈り終えた。 地面が見えるようになって、そこが大きな石だらけの固 ...
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ニッケイ新聞 2009年10月14日付け 金融危機の開始からちょうど1年、これから日本はまた冬を迎える。わずか1年前には32万7千人を数えた在日ブラジル人のうち、すでに約5万人が帰伯した。例えば、エスタード紙9月6日付けでは「4万7千人が帰国し、うち3400人は日本政府による30万円の帰国支援策を受けており、この列には6600 ...
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