ニッケイ新聞 2009年12月24日付け 「センブリより苦いカラパナウーバという葉のお茶が菌を殺すんですよ。マラリアは何人治したか分かりませんね」 ニコニコと笑うのは、坂口成夫さん(85、鹿児島)。サンタレン対岸のアレンケールで薬屋を営んでいる。 特攻隊に志願し、満州で訓練に励んだ。 「昭和21年1月に出撃予定だった。終 ...
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【サンタレン編】=第3回=矢野千津江さん=親戚に騙され、アレンケールへ=「苦労が子供ら育てた」
ニッケイ新聞 2009年12月23日付け 「戦争を体験しているから耐えられたんじゃないですかね」 そう柔和な笑顔で移住当時を振り返るのは、矢野千津江さん(74、福岡)。 アマゾンに半世紀近く住んでいるとは思えない優雅な雰囲気を持つ女性だが、人は見かけによらないとはよく言ったもので、来伯以来重ねてきた苦労は大変なものだ。 ...
続きを読む »アマゾンを拓く=移住80年今昔=【サンタレン編】=第2回=ベルテーラから退去勧告=ベレン総領事とも喧嘩
ニッケイ新聞 2009年12月22日付け 日本政府が行った移民政策のなかでもベルテーラ・フォードランジア移民は、明らかな失敗に終わっている。 1923年、アメリカはアマゾンへゴム生産に関する調査団を派遣。ヘンリー・フォード(米国の自動車会社・フォードの創立者)は、50万ヘクタールのコンセッションを得る。 27年には、隣接地 ...
続きを読む »アマゾンを拓く=移住80年今昔=【サンタレン編】=第1回=壮絶な幼少期の体験=元ベルテーラ移民=岡田ハマ子さん=80年祭典委員長=生田勇治の姉
ニッケイ新聞 2009年12月19日付け アマゾン中流の町、サンタレン。日系移住地の建設は行われなかったが、モンテアレグレ、アレンケールなどの移住地への拠点となり、市の南方にあるベルテーラやフォードランジャの元入植者やその子弟らが現在も住む。今年の日本人アマゾン移住80周年記念連載企画『アマゾンを拓く』最後の地、サンタレンの日 ...
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