ニッケイ新聞 2009年3月7日付け いくら健康長寿と言っても、やはりホームにお世話になる場合もあります。 「シルバーランドきしの」は、長野県佐久市の運営する最新の特別養護老人ホームで二〇〇八年開設。現在の法令に従った全室個室、十人のユニット(単位)方式。それぞれのユニット間は別棟のように設計されているので、入居している人に ...
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ぴんころはみんなの願い=日本の高齢者は今=連載《6》=ぴんころ地蔵と予防医療
ニッケイ新聞 2009年3月6日付け ぴんころ ぴんころ ぴんころー。 千曲川を渡ると、野沢菜漬けで有名な長野県野沢の街。ぴんころ音頭に迎えられバスを降りると、そこには山門市。お寺の前にはかわいいお地蔵さん、これがぴんころ地蔵。二〇〇三年に地域振興の一環として佐久市役所と地元商工会が企画したものです。 「ぴんぴんと健康長寿 ...
続きを読む »ぴんころはみんなの願い=日本の高齢者は今=連載《5》=認知症を支える
ニッケイ新聞 2009年3月5日付け 東北大学での講義の前日、私たちJICA介護サービス研修員は宮城県大崎市にある田尻スキップセンターを視察。そこは伊達政宗や青葉城恋歌で有名な仙台市から北へ向かって車で一時間ほど、稲作を中心とした農村地帯にあります。 市町村合併前の田尻町で始められた田尻プロジェクトは、現在、地域包括支援セン ...
続きを読む »ぴんころはみんなの願い日本の高齢者は今=連載《4》=健康にボケるために
ニッケイ新聞 2009年3月4日付け 「認知症は病気です。家族が病気ということを理解することが大切。進行すると社会生活をすることができなくなります。そこが一番問題です。早期発見、早期治療」 東北大学医学部の高次機能障害学、目黒謙一教授の講義での言葉です。目黒先生は最先端を行く認知症研究者で、地域で認知症を支えるモデルケース、 ...
続きを読む »ぴんころはみんなの願い=日本の高齢者は今=連載《3》=初めに介護保険ありき
ニッケイ新聞 2009年3月3日付け 以前から、日本から来られた高齢者福祉関係者と話をするにつけ、なにか根本的な考え方が違うと感じていました。この話を一緒に研修に行った他のJICA研修員(ブラジル日系高齢者施設のベテラン)に話すと、わたしもそうだ、そうだと同意見。 とりわけ、日本の福祉でよく聞かれる「利用者」、これは福祉サー ...
続きを読む »ぴんころはみんなの願い=日本の高齢者は今=連載《2》=理想と現実の狭間の介護職員
ニッケイ新聞 2009年2月28日付け 施設はホームの建物がいくら立派でもだめで、介護職員(日本ではスタッフという言い方をしています)がいて、初めて介護ができます。介護職員は学校で専門教育を受けただけでは役に立ちません。本当に必要とされているのは、ベテラン介護職員。豊富な現場経験を積んで初めて一人前になる訳です。 しかし、厳 ...
続きを読む »ぴんころはみんなの願い~日本の高齢者は今~=連載《1》=それでも施設が足りません
ニッケイ新聞 2009年2月27日付け 世界に類を見ない速度で高齢化が進む日本。二〇〇〇年に介護保険制度を導入したが、数年後にくる超高齢化社会を前に、医療費や福祉の人材不足など、問題は山積みしている。一方、コロニアも高齢化が進み、日系介護施設は常に満員状態。しかし、ブラジルの介護制度の整備は十分と言えないのが実情だ。サンパウロ ...
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