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ブラジル薙刀の歴史=小林成十

 なぎなたに関心の深い小林成十さん(しげと、74、二世)が『ブラジルにおける薙刀の歴史』を執筆し、編集部に寄せた。これは今までまとまった記録が殆どなかった武道分野であり、それを補う労作といえる。小林さん自身が、戦前に日本人社会の中心の一つだった聖市ガルボン・ブエノ街に聖州義塾を作った小林美登利(みどり)さんの三男にあたる。同義塾では剣道も熱心に教えられていたことも有名で、そこで薫陶をうけた成十さんならではの武道史となっている。(編集部)

ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第5回(終)

ニッケイ新聞 2009年4月7日付け  二〇〇六年八月、二〇〇七年九月のベルギーでの大会に備えて、日本から三重県なぎなた連盟事務局長の安井みどり師範と、米国なぎなた連盟会長の田中ミヤ子師範が来伯され、短期間ながらブラジルの薙刀指導と強化に協力された。  第一回国際なぎなた選手権大会は一九九五年東京で開催され、二回目はフランス・パ ...

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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第4回

ニッケイ新聞 2009年4月4日付け 河野八千代先生  戦後であるが、一九五七年渡伯された河野八千代先生薙刀天道流三段の名を挙げたい。  河野八千代先生は山口県徳山市出身で大正十三年出生。  薙刀との出会いは女学校時代で、天道流竹内師範に師事し、師範学校を卒業のときは三段を取得していた。しかし日本では戦後の事情もあり、また主意で ...

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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第3回

ニッケイ新聞 2009年4月3日付け  綿作後、古本一家はサンパウロ市に移転、当時はまだまだ未開拓地であったモルンビー区、現在のサンパウロ州政府官邸バンデイランテス宮殿のある土地で養鶏を始めた。  出聖後、一九四〇年から静師範は赤間女学院で日語教師として勤め、傍ら薙刀の指導を始め、また皇紀二千六百年祭には十名のお弟子さんたちと祭 ...

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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第2回

ニッケイ新聞 2009年4月2日付け  本題に入って、戦前、戦後のブラジルにおける薙刀活動をすこし書いてみたい。まとまった文献が見つからず、また資料が乏しいがため、それに多くの関係者の方々がすでに他界され、戦前、戦後、間もないころの薙刀の歴史が思うように書けないのが残念だ。誤謬は免れないが、集め得た資料を基本に書いたこの記事が、 ...

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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第1回=薙刀の歴史連載を開始=小林さんが調査、投稿

ニッケイ新聞 2009年4月1日付け  なぎなたに関心の深い小林成十さん(しげと、74、二世)が『ブラジルにおける薙刀の歴史』を執筆し、編集部に寄せた。これは今までまとまった記録が殆どなかった武道分野であり、それを補う労作といえる。小林さん自身が、戦前に日本人社会の中心の一つだったサンパウロ市ガルボン・ブエノ街にサンパウロ州義塾 ...

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