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人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」

 サンパウロ人文科学研究所は「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」と題して、「第3回コロニア今昔物語」を10月20日、文協・新館1階で開催した。講演者は長年コロニア文学に関わり、様々な文学賞の選考委員を務める安良田済さん(94、山口)。また、同研究所より発行された『ブラジル日系コロニア文芸』の下巻の筆者でもあり、「第39回にっけい文芸賞」の散文賞を授賞した。当日は20人ほどが集まり、文学界の昔話に静かに耳を傾けていた。

人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《下》=悔し涙にくれた武本

ニッケイ新聞 2009年11月24日付け  「コロニア文学」は散文が中心で、韻文のない文芸誌を作りたい人が多くいた。しかし、韻文の分野から会員を集めないと、運営はできなかった。とにかく100人近くいた小説家は体裁が悪いと言ったが、現状からは仕方がなかった。  会議には常に500人以上が出席し、日本の新聞にも取り上げられ、「このよ ...

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人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《中》=〃愛の狩人〃といわれた古野

ニッケイ新聞 2009年11月19日付け  31年、南樹は所用で山形に里帰りをする。帰る以上、おたっつぁんに会って告白しないと死にきれないと思い、もう一人の幼馴染、千代子に手紙を書き、会えるよう取り計らってもらった。  そしていよいよ再会のその日を迎えた。当時は男女が手と手を取り合うことはなく、頭を下げるくらいで応対した。南樹は ...

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人文研=コロニア今昔物語=安良田済さん=「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」=連載《上》=生涯惚れぬいた南樹

ニッケイ新聞 2009年11月18日付け  サンパウロ人文科学研究所は「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」と題して、「第3回コロニア今昔物語」を10月20日、文協・新館1階で開催した。講演者は長年コロニア文学に関わり、様々な文学賞の選考委員を務める安良田済さん(94、山口)。また、同研究所より発行された『 ...

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