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日本語教師リレーエッセイ

 ニッケイ新聞では今月迎える102周年の「移民の日」を記念して、本日から「日本語教師リレーエッセイ」を開始する。日本移民150周年を祝うためには、今現在の日本語教育の現場が大事であり、その重責を担っているのは日本語教師たちであるとの考え方にたち、各地で奮闘する日本語教師と、それを支える地域コミュニティとの協力体制の実例を報告しもらい、広く読者に知ってもらうことに主眼を置いた企画だ。この協力体制を充実させることで、教室の窓からからは、明るい日系社会の未来が見えるようになるに違いない。(編集部)

日本語教師リレーエッセイ=第12回=父母、祖父母と支える日本語教育=ピラール・ド・スール日本語学校=渡辺久洋

ニッケイ新聞 2010年9月18日付け  多くの日本語教師の方もお気づきでしょうが、今から10年ぐらい前とべると子供の様子がかなり変化して来ました。それは日本語能力に限ったことではありません。生徒の内面的なところでです。  その変化の要因として核家族化、一人っ子や兄弟の数が減ったことなどがあると思います。また子供の育て方や生活ス ...

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日本語教師リレーエッセイ=第11回=「何ができたのでしょう」=バストス=水馬京子

ニッケイ新聞 2010年9月4日付け  先日、訪日した折、元JICAシニアボランテイアにお会いする機会がありました。  「ブラジルから戻って、日本語の教室をしているのですが、この間、初めて1年間勉強を続けてくれた生徒に、頑張ったね、の意味で賞状をあげました」と、その方は言われました。私はその言葉を聞いて、ガツンと頭を殴られた気が ...

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日本語教師リレーエッセイ=第10回=「日本文化体験」の場所=タウバテ日本語学校=海藤紀世

ニッケイ新聞 2010年8月28日付け  「今の二世は何もなってない」「日本語なんて、伝統文化なんて全然できていない」ということは幼い頃から私の耳に入るコメントです。  たしかに今の日本語、今の日本文化はブラジルの日系社会では乱れたような伝え方になり、だんだん本物と離れ、薄くなってきています。しかし、そういった形になっているから ...

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日本語教師リレーエッセイ=第9回=学び、集い、人を育てる日本語学校=ブラガンサ日本語学校=植西晶子

ニッケイ新聞 2010年8月21日付け  私は1991年にJICA開発青年(現在の青年ボランティア)の日本語教師としてブラジルに来ました。3年間サンパウロとアチバイアの日本語学校でお手伝いしながら色々と勉強させて頂き、その後、結婚して住み始めたブラガンサパウリスタの日本人会で教師の仕事をお引き受けして今年で16年目になります。 ...

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日本語教師リレーエッセイ=第8回=協力あってこその日本語教育=ピラール・ド・スール日本語学校=岡田エリーナ

ニッケイ新聞 2010年8月14日付け  私は結婚してすぐ日本へ出稼ぎに行きました。その時に夫を病気で亡くし、幼い娘と二人で帰国し、これからの事を色々と考えていた時、日本語学校を運営するピラール・ド・スール文化体育協会の役員から、日本語学校の教師をやってみないか、というお話がありました。  その頃は自分が日本語教師になるとは夢に ...

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日本語教師リレーエッセイ=第7回=日本語教育に対する思い=ジアデーマ天理学園=今井恵實子

ニッケイ新聞 2010年8月7日付け  昨年5月、日本語学校ジアデーマ天理学園は創立40周年(創設は1969年2月)を迎え、数多くの昔の生徒達が〃おめでとうございます!〃と駆けつけてくれました。その昔、あの頃の学校への道は、赤土の道で、雨が2、3日降り続くと、ドロンコ道となり、人も車も、大変難儀をしました。よく通って来てくれたな ...

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日本語教師リレーエッセイ=第6回=学習者のニーズに応える=楮本浦部恵美=アラサツーバ日本語普及センター

ニッケイ新聞 2010年7月31日付け  私は楮本(かじもと)浦部恵美と申します。サンパウロ州サンパウロ市で生まれ、現在、ノロエステ地区アラサツーバ市のアラサツーバ日本語普及センターで働いています。  52歳ですが19歳から日本語学校で教師として勤めています。  サンパウロ市の東本願寺とサウーデ文化協会日本語学校の幼児クラス等も ...

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日本語教師リレーエッセイ=第5回(下)=人を育てる継承日本語教育=スザノ金剛寺学園=伊藤万理子

ニッケイ新聞 2010年7月24日付け  日本語教育をやっていて、言葉の大切さを日々感じています。言葉は人間の生きていくための大切な道具です。自分の気持ちを伝えるためにも使う道具です。伝わらなければ言葉ではありません。気持ちを伝えたいときには、行動で示していかなければ、伝わらない言葉もあるのではないでしょうか。  こんなことがあ ...

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日本語教師リレーエッセイ=第5回(上)=地域と家族が支える子弟教育=スザノ金剛寺学園=伊藤万理子

ニッケイ新聞 2010年7月17日付け  日本からブラジルに移住して18年、月日のたつのは早いものです。また時代の移り変わりの激しいことにも驚かされます。私が住んでいるスザノの町も急激に様変わりしました。  あのころ5、6棟しかなかったマンションの建物が今では至る所に立っています。学校についてもその通りです。私立、公立、幼稚園が ...

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日本語教師リレーエッセイ=第4回(下)=野に咲くタンポポの様に=ドウラードス・モデル校=城田志津子

ニッケイ新聞 2010年7月3日付け  最近は、『親孝行』ということばはあまり聞く機会はなくなりました。逆に『子ども孝行』ということばが当用漢字に出てきそうな時代となりました。しかし、ブラジルでは家族を大切にし、親をとても大事にしています。そんな姿を見ていて感じることがあります。  運動会の70歳以上の競技に『夢よもう一度』とい ...

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