ホーム | 連載 | 2010年 | 継承日本語教育を残せ!=寄稿=ピラール・ド・スル日本語学校教師=渡辺久洋

継承日本語教育を残せ!=寄稿=ピラール・ド・スル日本語学校教師=渡辺久洋

 「継承日本語の時代は終わり」とか「これからの日本語教育は外国語教育」などの悲観的な声が年々強くなってきています。継承日本語教育は衰退の一途をたどり、近い将来消滅する。これはもはや確定事項だという雰囲気が漂っています。 はたしてそうでしょうか? 確かに日本人会が長年運営してきた「日系子弟・児童対象の日本語学校」はさまざまな理由により一昔前にくらべ生徒が激減しており、学校を閉鎖するところも後を絶ちません。

継承日本語教育を残せ!=(下)=寄稿=周りの支えあってこそ=ピラール・ド・スル日本語学校教師=渡辺久洋

ニッケイ新聞 2010年5月19日付け  当地の日本語学校は約15年前までは、多くの町のように生徒数は150人を超えていましたが、現在は66人です。  ですが、その間に日本語学校内に陸上部とソーラン部ができ、それぞれ半分近い生徒が活動し、休みの日などは大会や発表で色々な町へ行き、学校行事も増えました。人数の上では衰退ですが、内容 ...

続きを読む »

継承日本語教育を残せ!=(中)=寄稿=根本的な教育の姿勢=ピラール・ド・スル日本語学校教師=渡辺久洋

ニッケイ新聞 2010年5月18日付け  「生徒はもう3世や4世だし、家庭でも日本語を使わないから外国語教育しかできない」。日本語教師達からでさえこんな声を聞きます。果たしてそうでしょうか?  「もう外国語教育しかできない」との言葉には、「英語やスペイン語みたいな語学学校として認識しよう」との意味が含まれているように聞こえます。 ...

続きを読む »

継承日本語教育を残せ!=(上)=寄稿=日本語学校という宝箱=ピラール・ド・スル日本語学校教師=渡辺久洋

ニッケイ新聞 2010年5月15日付け  「継承日本語の時代は終わり」とか「これからの日本語教育は外国語教育」などの悲観的な声が年々強くなってきています。継承日本語教育は衰退の一途をたどり、近い将来消滅する。これはもはや確定事項だという雰囲気が漂っています。  はたしてそうでしょうか?  確かに日本人会が長年運営してきた「日系子 ...

続きを読む »