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2010年

日本の俳優が臣道聯盟の映画に=連載《上》=常盤貴子や余貴美子出演=森脇氏に当時の様子聞く=撮影終了、4月公開へ

ニッケイ新聞 2010年10月1日付け  来年4月公開予定で、臣道聯盟の歴史を背景にした話題の映画『コラソンエス・スージョス(国賊)』に出演するために、常盤貴子や余貴美子などの日本の有名女優らが来伯し、だるま塾の森脇禮之塾長にその頃の雰囲気を教えてほしいと訪れた。森脇さんが語る言葉の一言一言に集中し、メモをとりながら聞いていたと ...

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日本航空運休に捧げる投稿=〝一抹の淋しさ〟=石崎矩之(元旅行代理店勤務)=(下)=「またぜひ帰ってきて」

ニッケイ新聞 2010年9月25日付け  1978年に日本航空がいよいよ定期路線化した当時、まだサンパウロのグアルーリョス空港はプロジェクトの時代で出来上がっておりませんでした。  一方、コンゴーニャス空港は滑走路やターミナル・ビルの設備も不十分でいわゆる「ジェットの時代」に対応できかねており、不定期に使われるカンピーナス近くの ...

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日本航空運休に捧げる投稿=〝一抹の淋しさ〟=石崎矩之(元旅行代理店勤務)=(上)=伏し拝んだ日の丸の翼

ニッケイ新聞 2010年9月24日付け  コロニアの有志で署名運動まで起こした日本航空(JAL)の南米路線は努力の甲斐もなく、この27日で一旦運休ということに決まりました。日本航空としては地球半周という長距離国際線でした。  誰かの言葉にもありましたように、文字通り「日本とブラジルをつなぐ臍の緒」なのです。  思えば、1958年 ...

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日本語教師リレーエッセイ=第12回=父母、祖父母と支える日本語教育=ピラール・ド・スール日本語学校=渡辺久洋

ニッケイ新聞 2010年9月18日付け  多くの日本語教師の方もお気づきでしょうが、今から10年ぐらい前とべると子供の様子がかなり変化して来ました。それは日本語能力に限ったことではありません。生徒の内面的なところでです。  その変化の要因として核家族化、一人っ子や兄弟の数が減ったことなどがあると思います。また子供の育て方や生活ス ...

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沖縄からシベリア、そして南米へ=~松本實隆さんの記憶=(下)=3年の抑留経て故郷へ=いまブラジルで家族に囲まれ

ニッケイ新聞 2010年9月16日付け  抑留から3年近くが過ぎた1948年春の朝、突然松本さんに帰国命令が出た。抑留者への帰国の命令はいつも突然だったという。「本当に帰れるのか、夢にも思わなかった」  そのまま港へ向かい出港。船は5月ごろ、舞鶴港へ到着した。「命は助かったな、と思いました」、松本さんは60年以上前の感慨を思い起 ...

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沖縄からシベリア、そして南米へ=~松本實隆さんの記憶=(上)=出稼ぎの満州で召集、抑留=大工の技術が身を助け

ニッケイ新聞 2010年9月15日付け  今年6月、日本の国会で元シベリア抑留者に一時金を支給する特別措置法が成立した。第2次大戦後にシベリアへ抑留され、強制労働に従事した人で、法律施行日時点での生存者を対象に、抑留期間に応じて一人25~150万円を一時金として支給するものだ。敗戦から65年。遅すぎた法律の該当者は、ここブラジル ...

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〃夜の商工会議所〃=『モンブラン』が閉店=(下)=各界の著名人が来店=「普通の女に戻りたい」

ニッケイ新聞 2010年9月11日付け  どんな人が印象に残っていますか  やっぱり、一番は児玉誉士夫さん(右翼の大物。ロッキード事件の秘密代理人。政財界の黒幕と呼ばれた)。  ヤクザみたいな雰囲気。誰だか知らなかったし、何だろうこの人って感じだった。まず喋らない。女の子が色々話しかけるんだけど「ふんふん」って頷くだけでね。   ...

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〃夜の商工会議所〃=『モンブラン』が閉店=(上)=43年の歴史に幕=チエコママが往時語る

ニッケイ新聞 2010年9月10日付け  かつて南米銀行本部があったビルの隣で営業していたカラオケ『モンブラン』が先月末、43年の歴史に幕を下ろした。進出企業の重役レベルやコロニアの重鎮が通うクラブとして名を馳せ、〃夜の商工会議所〃とも言われた同店のママ、チエコさん(65、東京)に話を聞いた。モンブラン、名前の由来  モンブラン ...

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日本語教師リレーエッセイ=第11回=「何ができたのでしょう」=バストス=水馬京子

ニッケイ新聞 2010年9月4日付け  先日、訪日した折、元JICAシニアボランテイアにお会いする機会がありました。  「ブラジルから戻って、日本語の教室をしているのですが、この間、初めて1年間勉強を続けてくれた生徒に、頑張ったね、の意味で賞状をあげました」と、その方は言われました。私はその言葉を聞いて、ガツンと頭を殴られた気が ...

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日本語教師リレーエッセイ=第10回=「日本文化体験」の場所=タウバテ日本語学校=海藤紀世

ニッケイ新聞 2010年8月28日付け  「今の二世は何もなってない」「日本語なんて、伝統文化なんて全然できていない」ということは幼い頃から私の耳に入るコメントです。  たしかに今の日本語、今の日本文化はブラジルの日系社会では乱れたような伝え方になり、だんだん本物と離れ、薄くなってきています。しかし、そういった形になっているから ...

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