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第5回世界のウチナーンチュ大会=子孫と沖縄結ぶ「万国津梁」=母県と県人会の関係探る

 母県と県人子孫の心の絆とは何なのか。それはいつまで継承されるものなのか――どんな県人会にとっても重要なこの問いに答える壮大な取り組みが、いま沖縄で行なわれている。5年に一度の「世界のウチナーンチュ(沖縄県人)大会」に参加するためにブラジルから1千人以上が馳せ参じたこと自体凄いことだが、ただ単にその現象を報じるのではなく、「なぜそんな来ているのか」について分析・推論を連載にした。一体、沖縄県民とその海外子孫に何が起きているのか。琉球大学の招待で大会に参加した機会を利用し、各国の日系社会の状況とそこにおける沖縄系社会の様子に加え、どの県や県人会にとっても役立つ活性化のヒントが含まれていないかを探る。沖縄をたたき台に、母県と県人子孫が一体となって取り組んでいるルーツ意識の掘り起こしについて取材してみた。(深沢正雪記者)

第2回=ハワイ人口の1/3日系=戦前はなんと半分占めた?!

ニッケイ新聞 2011年11月26日付け  「僕が小さい頃、カナシロ(=金城)という単語は〃レストラン〃と同じ意味だと思っていたよ」。沖縄県系(ウチナーンチュ)への近親感をあらわに、そう英語で演説して会場を爆笑の渦に巻き込んだのは、ハワイ州知事のニール・アバクロンビーさんだった。同じ太平洋の〃島人(しまんちゅ)〃、ハワイ生活者と ...

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第1回=全県挙げての大歓迎=「お帰り」と握手攻め

ニッケイ新聞 2011年11月25日付け  母県と県人子孫の心の絆とは何なのか。それはいつまで継承されるものなのか——どんな県人会にとっても重要なこの問いに答える壮大な取り組みが、いま沖縄で行なわれている。5年に一度の「世界のウチナーンチュ(沖縄県人)大会」に参加するためにブラジルから1千人以上が馳せ参じたこと自体凄いことだが、 ...

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