~OBからの一筆啓上~
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〜OBからの一筆啓上〜邦字紙報道と読者=吉田尚則(元パウリスタ・元ニッケイ新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年7月13日付け コロニア記事の書き手から読み手に立場を変えて、もう7年が過ぎた。 辞めた当初こそ、新聞社の厳しい財政状況が骨身にしみていたので、ミスの多さや突っ込みの足りな
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〜OBからの一筆啓上〜書くことの視界と視野=高橋幸春(元パウリスタ新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年6月29日付け 36年にもなる。私が初めてブラジルの土を踏んでから。 将来教壇に立つ気はないかと、大学院に残るように言ってくれた教授もいた。差別問題を研究している教授につい
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〜OBからの一筆啓上〜怒りをもって立ち上がれ=田中敬吾(元パウリスタ新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年6月15日付け 今回の東日本大地震では、多くの人命が犠牲となり、心から哀悼の言葉を述べたい。 地震、大津波に加えて東電の福島原発の原子炉破壊に伴う避難者や、農家、酪農家に大
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〜OBからの一筆啓上〜戦時下の邦字記者=田中慎二(元パウリスタ新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年6月1日付け 最近のニッケイ紙に掲載された、勝ち負け抗争で野村忠三郎殺害時に蒸野太郎が腹に巻いていた日の丸が、脇山甚作の襲撃犯・日高徳一から移民史料館に寄贈された記事が話題に
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〜OBからの一筆啓上〜地震病になって思うこと=太田恒夫(元パウリスタ新聞記者、東京在住)
ニッケイ新聞 2011年5月19日付け 東日本を襲った地震と津波による災害のひどさはブラジルでもテレビやインターネットを通して多くの人が見、聞き知ったはずである。 日本でも同じこと、我々一般市民は
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〜OBからの一筆啓上〜汚いルア=神田大民(元パ、日毎、ニッケイ新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年5月4日付け サンパウロ市内で最も汚いルアの一つ、ガルボン・ブエノ街。特に文協ビル脇は生ゴミが散乱、饐えた悪臭ふんぷん、通る人たちは顔をそむける。名所の赤鳥居の辺りにもゴミ袋
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〜OBからの一筆啓上〜婿さん募集広告=水野昌之(元パウリスタ、日伯毎日新聞記者)
ニッケイ新聞 2011年4月20日付け 60余年ほど前、邦字新聞が復刊して間もないころの話。新聞の広告欄に見落としてしまいそうな小さな広告が載っていた。 「求む、婿、委細は本紙営業部、有馬まで」と