ホーム | 連載 | 2012年 (ページ 15)

2012年

3月1日にいよいよ発効=日伯社会保障協定とは?=最終回=【手続き編】=どこでどう申請するのか=5年以前の年金は時効に

ニッケイ新聞 2012年3月2日付け  派遣先国の年金制度加入の免除や年金の給付は、自動的には行われないため、所定の手続きが必要となる。      ◎ ■一時派遣者の手続き(日本)  日本の事業所が年金事務所に「適用証明書」交付の申請を行い、交付を受ける。一時派遣者はそれを受け取り、ブラジルの勤務先に提出し、その写しがINSSに ...

続きを読む »

3月1日にいよいよ発効=日伯社会保障協定とは=第3回=【Q&A編(2)】=駐在員に労災が起きたら?カラ期間」は通用するのか

ニッケイ新聞 2012年3月1日付け  質問=日本でデカセギとして長く勤めたブラジル人で、仕事ができなくなったため日本で障害年金を受けていましたが、ブラジルで亡くなりました。妻は遺族年金を受給できるのでしょうか。  回答=配偶者、18歳未満の子どもがいる場合は遺族年金が支給される可能性があります。ただし、障害年金といってもレベル ...

続きを読む »

3月1日にいよいよ発効=日伯社会保障協定とは=第2回=【Q&A編(1)】=伯年金を日本で受取れる?=日伯米3カ国通算できるの

ニッケイ新聞 2012年2月29日付け  両国政府機関が配布した資料、説明会で実際にあった質疑応答をいくつか羅列する。      ◎  質問=日本の年金加入期間のほか、ブラジルとアメリカの年金加入期間があります。3カ国の年金加入期間を通算して日本の年金を受け取ることはできますか。  回答=3カ国の年金加入期間の通算はできません。 ...

続きを読む »

3月1日にいよいよ発効=日伯社会保障協定とは=第1回=二重負担、掛け捨て防止=どちらか片側加入が原則

ニッケイ新聞 2012年2月28日付け  3月1日から発効となる日伯社会保障協定。サンパウロ市では2月10日にブラジル日本商工会議所主催の昼食会で、同11日には文協ビルで詳細な説明会が実施された。日本側から厚生労働省年金局の斎藤隆・国際年金課長補佐ら、ブラジル側から国立社会保険院(INSS)のベネジット・ブルンカ給付部長ら両国の ...

続きを読む »

商議所部会長シンポ=不透明感に細やかな対応を=(下)

ニッケイ新聞 2012年2月24日付け  貿易部会の伊藤友久(ともひさ)部会長(住友商事)は、ブラジルは輸出入ともに増加しており、対内投資いずれも過去最高を記録していると報告した。11年の輸出産品の47・%は一次産品(鉄鉱石、原油、大豆、珈琲)などが好調だが、続く工業製品(自動車、航空機は36%とレアル高で頭打ち状態にあるとする ...

続きを読む »

コロニア高齢貧困者の現状=(下)=孤老の多くは元構成家族=地方のINSSで申請も

ニッケイ新聞 2012年2月24日付け  「寝たきりで介護が必要な高齢者がいるがお金がなく施設に預けられない、という人に対しては、家族が面倒を見るという条件で、毎月最低賃金を渡すなどの援助をすることもある」  1969年から36年間援協職員として働き、定年退職後は役員も務める山下忠男氏は「30年前までは、リベルダーデにも日系の物 ...

続きを読む »

ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=最終回=二世と「新しい人間」=移民が南米に植えたもの

ニッケイ新聞 2012年2月23日付け  日本移民が南米にもたらしたものは何なのか——。この問いへの答えがヘクトルにはある。  『革命の侍』には、純吉がもたらした日本的精神がフレディに与えた影響に関して、エクトルとマリーの連名でこう書かれている。《(純吉は)二〇世紀初頭、鹿児島から南米の地に渡りました。努力と犠牲と労働を礎に、日 ...

続きを読む »

商議所部会長シンポ=不透明感に細やかな対応を=(上)=今年も好調持続の基調か=欧州危機と減速動向に注意

ニッケイ新聞 2012年2月23日付け  ブラジル日本商工会議所(伊藤友久=総務委員長、澤田吉啓企画戦略委員長)が主催する2012年上期「業種別部会長シンポジウム」が14日午後、サンパウロ市内ホテルで開催され、過去最多の170人あまりが出席し、11の各部会から簡略に説明した業界動向に熱心に聞き入った。東京の国際公共政策研究所から ...

続きを読む »

コロニア高齢貧困者の現状=(上)=家族3人が最低賃金で生活=息子たちの支援もなく…

 「昨年病気になり仕事ができなくなった。同居している娘は数カ月前に失業、同い年の妻が受給する1サラリオの年金だけで3人が生活している。自分も年金をもらえれば少しは楽になるのだが…」という切実な声が、カンピーナスに住む吉田茂輔さん(82、山形)から本紙編集部に寄せられた。高齢化が進むコロニアの紛れもない現実だ。吉田さんを取材すると ...

続きを読む »

ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第7回=70年ぶりに復活する絆=国境を越え支えあう血族

ニッケイ新聞 2012年2月21日付け  冷戦構造が崩壊に向かう流れの中で、ブラジルでも軍政時代の元ゲリラや国外追放されたインテリらが中心になって労働者党(PT)が80年に創立され、85年に民政移管となった。エンリッキ・カルドーゾ蔵相(後に大統領)が94年に始めたレアル政策がハイパーインフレの押さえ込みに成功し、その経済路線を継 ...

続きを読む »