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2012年

ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第6回=変わる時代の流れの中で=テロリストから理想義者へ

ニッケイ新聞 2012年2月18日付け  ブラジルでは64年3月、ゴラール大統領が掲げていた農地改革などの社会改革が保守派の抵抗で進まない中、国民投票に持ち込んで決しようとした時、保守派と結託したカステロ・ブランコ将軍がクーデターを決行した。  ウィキペディア「ブラジルの歴史」項にはその時、「アメリカ海軍の空母を含む艦隊がリオデ ...

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ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第6回=変わる時代の流れの中で=テロリストから理想義者へ

ニッケイ新聞 2012年2月18日付け  ブラジルでは64年3月、ゴラール大統領が掲げていた農地改革などの社会改革が保守派の抵抗で進まない中、国民投票に持ち込んで決しようとした時、保守派と結託したカステロ・ブランコ将軍がクーデターを決行した。  ウィキペディア「ブラジルの歴史」項にはその時、「アメリカ海軍の空母を含む艦隊がリオデ ...

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ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=4回=敵は〃ナチス残党〃?!=戦争が左右した家族の運命

ニッケイ新聞 2012年2月16日付け  60年代のボリビアが、いかに東西冷戦という世界の2大勢力が激突する焦点となったかを前節では振り返ったが、それを象徴する登場人物が〃リヨンの屠殺人〃だろう。  当時、ボリビア軍事政権を支援していた米国は、驚くべき反共的人物を送り込んでいた。第2次大戦中にドイツ親衛隊の大尉だったクラウス・バ ...

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ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第3回=〃冷戦の最前線〃の山奥へ=「まさか!」新聞見て驚く家族

ニッケイ新聞 2012年2月15日付け  共同通信の名波正晴記者が09年4月15日付けで配信したフレディに関する記事には、《東西緊張の「最前線」にいたフレディは、ハバナで毎週末、ゲバラが留学生らと開いていた学習会に参加。「寡頭(かとう)支配から中南米の解放」を熱く説くゲバラの理想に祖国ボリビアの貧富の格差を思い重ねた。ハバナ郊外 ...

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ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第2回=社会変革求める真面目さ=キューバ留学でゲバラに

ニッケイ新聞 2012年2月14日付け  フレディの父前村純吉(1893—1959)の出身地、鹿児島県揖宿郡頴娃町(いぶすきぐんえいちょう=現南九州市)は九州最南端だ。  1913年10月に紀洋丸でペルーに移住した純吉は最初、カニエテの大農場でコロノ生活を送った。8人兄弟の2人目で、その数年後に弟重春も後を追った。  純吉は前宣 ...

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ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫=第1回=政府軍に拷問の末、銃殺=「テロリスト」か「侍」か

ニッケイ新聞 2012年2月11日付け  キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラといえば、今も南米左派勢力の憧れの的だ。彼は1967年10月、革命運動のために潜伏していたボリビア山中で政府軍に殺害された。ゲバラのゲリラ部隊20数人には唯一の日系人前村フレディ(ボリビア二世、1941—67)も加わっていた。フレディの父純吉は1 ...

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特別寄稿=望郷阿呆列車=ニッケイ新聞OB会員 吉田尚則=(終)=列島縦断2千キロ

ニッケイ新聞 2012年2月7日付け  盛岡駅を出ると、数珠つなぎのトンネルが待っていた。八戸駅まで、窓外にまとまった風景が展開されることもなくトンネルに次ぐトンネル。  常に最短コースをたどる新幹線は概して隧道の連続だが、時間にして30分弱のこの区間にはずいぶん多い。最後のトンネルを通り抜けると、そこはもう八戸市域だった。   ...

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特別寄稿=望郷阿呆列車=ニッケイ新聞OB会員 吉田尚則=(14)=われわれは何者か

ニッケイ新聞 2012年2月4日付け  傍らにあった東北新幹線車内誌「トランヴェール」をめくってみると、岩手・平泉で藤原一族が栄える12世紀ごろに完成した北日本の幹線道路「奥大道」の記事が載っていた。  福島・白河関と青森・陸奥湾をつなぐ中世の東北縦断道路である。遺跡からは中国の磁器も出土しており、遠く京都からオホーツク海に至る ...

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特別寄稿=望郷阿呆列車=ニッケイ新聞OB会員 吉田尚則=(13)=日本人が小粒に

ニッケイ新聞 2012年2月3日付け  さきほどから、東京駅で新幹線ホームの雑踏をみている。強い地鳴りのような音がし、話し声がかき消されるほどだ。  ひっきりなしに列車に乗ったり降りたり、あるいは乗車待ちの大勢の老若男女。石原慎太郎東京都知事が思わず口走ったであろう、我欲を募らせた挙句に天災という名の天罰が下った人々—。  『新 ...

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特別寄稿=望郷阿呆列車=ニッケイ新聞OB会員 吉田尚則=(12)=神戸で1泊表敬

ニッケイ新聞 2012年2月2日付け  鹿児島中央駅から新青森駅までの2千キロ余りを1日で新幹線走行しようとすれば、できないことはない。  「望郷阿呆列車」で旅の友としたJR時刻表(2011年8月号)を引くと、この作業が実は楽しいのだが、鹿児島をさくら400号で午前6時7分に発てば、博多駅に午前7時51分に着く。  同駅で午前8 ...

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