ニッケイ新聞 2013年8月8日 片島さんは「不妊治療のような最先端の技術は、いつも法律から少しはみでた所にある。法律は後から付いてくるもの」と言う。不妊治療は、まさに法律と現実とのせめぎあいの中にある。 卵子提供では、提供する女性もホルモン剤を飲むなどしなければならず、体に負担がかかるため、ボランティアでは十分な提供者が確 ...
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不妊治療天国ブラジル=(4)=援協でもやはり卵子不足=「未来の私に卵子を貯金」
ニッケイ新聞 2013年8月7日 「日系人は、日系の医者に診てもらいたがるから、日系の病院なら状況は違うかもしれない」とアマンダ医師。 日系病院の代表格と言えば、援協の日伯友好病院だ。問い合わせたところ、同院でも不妊治療を行っているというので、同科を導入した二宮禎一医師(53、二世)に取材を申し込んだ。 日伯友好病院の婦人 ...
続きを読む »不妊治療天国ブラジル=(3)=卵子提供者少ない日系人=東洋系同士でも人種間の壁
ニッケイ新聞 2013年8月6日 そんな中、多くの日本女性が卵子を求めて海外へ渡り始めている。 卵子の売買が合法的に行われている米国では、この3年間で日本人の希望者が4倍に増えた。治療費が米国の4分の1程度のタイへも、毎年数百万人が渡航しているとみられている(NHKクローズアップ現代2013年1月10日放送)。 ブラジルは ...
続きを読む »不妊治療天国ブラジル=(2)=思いつめる日本人女性=妊娠するにはリラックス
ニッケイ新聞 2013年8月3日 「ブラジルには『子どもの誕生は善、つまり絶対的に良いこと』という共通認識がある」と片島さんは力強く断定する。「だからここで不妊治療に引け目を感じることはないし、隠す必要もない。待合室で順番を待つブラジル人の表情があっけらかんとしているのは、そのせい」と説明する。 不妊治療を始めると、朝晩病院 ...
続きを読む »不妊治療天国ブラジル=(1)=国外からも患者が続々=不妊治療は恥ずかしい!?
ニッケイ新聞 2013年8月2日 不妊夫婦は世界に約5万組とも言われる。女性の社会進出にともない晩婚化、晩産化が進む今日、不妊治療に注目が集まってきている。しかし、精子や卵子の売買の可否など法的な難題は多く、希望者への規制も厳しいのが現状だ。一方、ゲイ(同性愛)、事実婚カップル(夫婦)への治療や条件つきの代理母出産など、ブラジ ...
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