ニッケイ新聞 2013年3月9日 ノルデスチーノと日本人 わがパトロンよ、俺はノルデスチーノで ここでは俺も移住者だ 地球の裏側で稼ぎまくっている 日本人と同じように 成功をめざしているんだ ついに到着した 旅が終わって本当の日本人の大きな農園に そこで仕事見つけた あのすばらしい連中のもとで あの風変わ ...
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 6—ジョセフ・M・ルイテン「ブラジルのコルデル文学」—民衆本にうたわれる日系人=中田みちよ=第5回
ニッケイ新聞 2013年3月8日 パウロ・ヌネス・バチスタというノルデステ出身者のコルデルを紹介しましょう。日本賛歌がはじまりました。灰燼の中から蘇った国というイメージが世界に流布しましたからね。 日本のABC 日本は群島だ、千をかぞえる島々。 日のいずる国、富士山から火山まで 満開の桜、光のいずる国、愛の地 すばら ...
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ニッケイ新聞 2013年3月7日 その後、パラー州では日本人が導入したコショウ(1945年 トメアスー胡椒3万本、48年から出荷開始)やジュート(1940年頃からジュート栽培に眼が向けられています)が地域経済を活性化させた話はあまりにも有名で、この頃から日本人を揶揄するコルデルが姿を消します。46年に新円切り替えがあり、後に、 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月6日 在べレンの帝国領事館は閉鎖され、枢軸国人の家屋・住宅の焼き討ちが始まり、その住人は収容所に留置されました。国交断絶で、トメアスーはパラー州の管轄下に入り、州営トメアスー移住地となりますから、ベレンに収容されていた外国人(枢軸国人)たちはトメアスー移住地に収容され、南拓、アマゾニア産業などは財産 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月5日 1920〜30年にかけての時期に、ブラジルでコルデルがもっとも隆盛だったといわれます。とりわけ北部や北東部がさかんでした。その当時、一番の交通手段は舟で、すべての大きな港に、小冊子が搬入され、そこから内陸部の各都市に出回りました。 コルデル作家としての第一人者はレアンドロ・ゴメス・デ・バーロ ...
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ニッケイ新聞 2013年3月2日 ブラジルにはコルデル文学と呼ばれるジャンルがあって、ひところずいぶん盛んでした。実際は小冊子になる前に、祭りや広場でアコーデオンに合わせて歌われました。すでに映画などで観ているかもしれませんが…。 よく歌われたのが英雄もので、ランペオンやカヌードスの乱、奇跡ものではシセロ神父、時事ものではジ ...
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