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2013年

日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (26)=不明解な土地境界線問題=コンテスタード戦争勃発

ニッケイ新聞 2013年8月16日  東京シンジケートの代表青柳郁太郎は1912年3月にサンパウロ州政府と官有地無償払い下げと植民地建設の契約(コンセッソン)を結び、翌13年3月に東京で「伯剌西爾拓殖会社」を創立させた。  すぐに青柳は再渡伯し、5月には州政府と東京シンジケート間に結ばれた契約を伯剌西爾拓殖会社に継承する手続き( ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (25)=桂に渋沢栄一のご落胤?=柳沢祖父「青淵」とは誰か

ニッケイ新聞 2013年8月15日  「青柳郁太郎はよく桂に来ていました。父とよく組合組織のことを話し合っていたのを覚えています」と懐かしそうに語るのは、1924年1月25日に桂植民地で生まれた柳沢嘉嗣(よしつぐ)ジョアキンさん(89、二世)=イグアッペ在住、3月13日取材=だ。初期の桂植民地を生の体験として語れる数少ない証人だ ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (24)=抹消された輪湖俊午郎=「何を残そうとしたか」

ニッケイ新聞 2013年8月14日  移民史において「何が書かれなかったか」と「何を残そうとしたか」はコインの裏表だ。『70年史』を逆読みすることで、隠そうとした〃何か〃が行間に浮かびあがってくるのではないか。  『ブラジルに於ける日本人発展史』は上下巻とも青柳郁太郎が編纂委員長を務め、主な執筆者は野田良治(戦前の駐伯外交官)、 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (23)=「何を書かざるべきか」=秘められた移民史の暗部

ニッケイ新聞 2013年8月13日  百年前、レジストロ地方の三カ所に拓かれた「イグアッペ植民地」——この小さな集団地から、驚くほど多彩な人物がコロニアに輩出された。これは「明治の日本」という時代を象徴している。それだけ日本からの期待を一身に背負っていたのだろう。世界に伍して立ち上がろうともがいた明治の日本人が、世界とどう相対し ...

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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(61)

ニッケイ新聞 2013年8月8日  脇山事件から、しばらく後、8月頃、コチア産組の下元健吉を狙った3人の若者が、ピニェイロス区の組合本部に接近、警戒中の警官に本部近くのバールで逮捕された。  パウリスタ延長線ツッパンの上崎孝一、水島功、ルセッリアの助川務であった。上崎、水島は、先に記した日高の話の中に出てくる「同志に誘い入れたか ...

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不妊治療天国ブラジル=(5)=法律と現実のはざまで=「神の手が介在している」

ニッケイ新聞 2013年8月8日  片島さんは「不妊治療のような最先端の技術は、いつも法律から少しはみでた所にある。法律は後から付いてくるもの」と言う。不妊治療は、まさに法律と現実とのせめぎあいの中にある。  卵子提供では、提供する女性もホルモン剤を飲むなどしなければならず、体に負担がかかるため、ボランティアでは十分な提供者が確 ...

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不妊治療天国ブラジル=(4)=援協でもやはり卵子不足=「未来の私に卵子を貯金」

ニッケイ新聞 2013年8月7日  「日系人は、日系の医者に診てもらいたがるから、日系の病院なら状況は違うかもしれない」とアマンダ医師。  日系病院の代表格と言えば、援協の日伯友好病院だ。問い合わせたところ、同院でも不妊治療を行っているというので、同科を導入した二宮禎一医師(53、二世)に取材を申し込んだ。  日伯友好病院の婦人 ...

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不妊治療天国ブラジル=(3)=卵子提供者少ない日系人=東洋系同士でも人種間の壁

ニッケイ新聞 2013年8月6日  そんな中、多くの日本女性が卵子を求めて海外へ渡り始めている。  卵子の売買が合法的に行われている米国では、この3年間で日本人の希望者が4倍に増えた。治療費が米国の4分の1程度のタイへも、毎年数百万人が渡航しているとみられている(NHKクローズアップ現代2013年1月10日放送)。  ブラジルは ...

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不妊治療天国ブラジル=(2)=思いつめる日本人女性=妊娠するにはリラックス

ニッケイ新聞 2013年8月3日  「ブラジルには『子どもの誕生は善、つまり絶対的に良いこと』という共通認識がある」と片島さんは力強く断定する。「だからここで不妊治療に引け目を感じることはないし、隠す必要もない。待合室で順番を待つブラジル人の表情があっけらかんとしているのは、そのせい」と説明する。  不妊治療を始めると、朝晩病院 ...

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不妊治療天国ブラジル=(1)=国外からも患者が続々=不妊治療は恥ずかしい!?

ニッケイ新聞 2013年8月2日  不妊夫婦は世界に約5万組とも言われる。女性の社会進出にともない晩婚化、晩産化が進む今日、不妊治療に注目が集まってきている。しかし、精子や卵子の売買の可否など法的な難題は多く、希望者への規制も厳しいのが現状だ。一方、ゲイ(同性愛)、事実婚カップル(夫婦)への治療や条件つきの代理母出産など、ブラジ ...

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