2013年
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 9=ベルナルド・カルバーリョ=『陽はサンパウロに沈む』=中田みちよ=(3)=デカセギの日本は地獄か
ニッケイ新聞 2013年7月27日 なぜ、ミシマが出てくるのか、その必然性に悩みながら、作者をルポライターとして捉えると分かりやすくなります。フォーリャ・デ・サンパウロ紙で文芸欄を担当したり、パリや
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(35)
ニッケイ新聞 2013年7月2日 第二次世界大戦の直後、ブラジルの邦人社会に発生し、約十年続いた諸事件を指す。 では、その諸事件とは何か? これは、祖国日本の勝敗問題を巡って起きた内紛、襲撃、詐
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(51)
ニッケイ新聞 2013年7月25日 連続襲撃事件発生の引き金となったのは、終戦の翌1946年の正月、ツッパンで起きた「日の丸陵辱事件」である。 元旦、郊外にあるクインという植民地で、一入植者が、日
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 9=ベルナルド・カルバーリョ=『陽はサンパウロに沈む』=中田みちよ=(4)=作者の私生活の反映か
ニッケイ新聞 2013年7月30日 物語が過去と現在を行ったり来たりしながら進行するのはベルナルドの得意とする技だそうですが、一字一句に注意しながら読まないと迷路に入ったような気分になります。文体に
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(36)
ニッケイ新聞 2013年7月3日 この〃勝ち負け〃騒動、その実態に関しては、基本的に異なる二種類の説があって、今日に伝わっている。一つは、負け組のそれ、もう一つは勝ち組のそれである。 終戦後しばら
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(52)
ニッケイ新聞 2013年7月26日 なお、詰問組の中には、日高徳一もいた。その日高によれば、60年以上も昔のことであり、細かいことは思い出せぬようであったが、こう語る。 「我々7人が留置された時に
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(37)
ニッケイ新聞 2013年7月4日 極めつきは、警察の調書だけに頼って記事やレポートを書き、起訴されてもいない人を多数、テロリスト、犯罪者と決めつけている作品が幾つもあることだ。こんな理不尽な行為は、
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(53)
ニッケイ新聞 2013年7月27日 同時期、キンターナの西隣のツッパンでも、山下、日高が北村新平という仲間と、押岩たちと全く同じ動機で、決起しようとしていた。 北村(26)は果物の行商をしており、
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(38)
ニッケイ新聞 2013年7月5日 戦勝派史観 一方、勝ち組の説も、便宜上、ここでは仮に戦勝派史観と名づける。が、やはり整理された形で存在するわけではない。以下は、勝ち組が買いた文章や彼らから聞いた
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(54)
ニッケイ新聞 2013年7月30日 その頃、前出のキンターナ、ポンペイア、ツッパンの決起組が、サンパウロへ移動していた。 まず、サンパウロに詳しい新屋敷が先行した。彼は、そこで協力者を確保した。