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戦前戦中の移民史に光当てる=真相究明委員会謝罪の背景

真相究明委員会のサンパウロ州小委員会「日本移民の死と拷問」公聴会の様子。左から3人目がジョーゴ州議、カルドーゾ弁護士、奥原、日高。(写真=CVESP)

真相究明委員会のサンパウロ州小委員会「日本移民の死と拷問」公聴会の様子。左から3人目がジョーゴ州議、カルドーゾ弁護士、奥原、日高。(写真=CVESP)

軍政時代に学生運動家として逮捕され、拷問を受けた経験を持つジウマ大統領の肝いりで2012年5月に立ち上げられた「真相究明委員会」で、戦争中の日本移民迫害が取り上げられ、昨年10月に同委員会が謝罪するに至った。この件は日本の共同通信や産経新聞はじめ、英ガーディアン紙でも扱われ、米国邦字紙の北米報知でも本紙記事が転載されるなど一部で注目を浴びていた。『ブラジル特報』3月号に寄稿した原稿に一部手を入れ、ここに転載する。(深沢正雪記者)

戦前戦中の移民史に光当てる=真相究明委員会謝罪の背景=(下)=次は法務省に持ち込みたい=父の無念の想い胸に行動

IMJ社の故奥原マリオ清政さん

ニッケイ新聞 2014年3月21日 「真相究明委員会の名において日系コロニアに謝罪する」――サンパウロ州小委員会は同州議会で、昨年10月10日午後、「日本移民の死と拷問」に関する公聴会を行い、連邦レベルの同委員会メンバーのカルドーゾ弁護士は特別にリオから出席して、そう謝罪した。 当日は3人が証言した。何の罪もないのにアンシェッタ ...

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戦前戦中の移民史に光当てる=真相究明委員会謝罪の背景=(中)=学術界でも人権侵害調査=奥原の孤独な働きかけ

アドリアノ・ジョーゴ州議(12年12月18日、州議会内の真相究明委員会で『闇の一日』上映会で撮影)

ニッケイ新聞 2014年3月20日 モライス著作が起爆剤となり、日本移民百周年の機運がこの方向性に油を注いだ形になった。 世紀の祝典を6月に祝う直前の08年4月、USP(サンパウロ大学)の日系研究者タケウチ・ユミ・マルシアは『O Perigo Amarelo( 黄禍論)』(ポ語、ウマニッタス出版)を出版していた。 政治社会警察の ...

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戦前戦中の移民史に光当てる=真相究明委員会謝罪の背景=(上)=Fモライス著作への反発=日系人の〝パンドラの箱〟

真相究明委員会のサンパウロ州小委員会「日本移民の死と拷問」公聴会の様子。左から3人目がジョーゴ州議、カルドーゾ弁護士、奥原、日高。(写真=CVESP)

ニッケイ新聞 2014年3月19日 軍政時代に学生運動家として逮捕され、拷問を受けた経験を持つジウマ大統領の肝いりで2012年5月に立ち上げられた「真相究明委員会」で、戦争中の日本移民迫害が取り上げられ、昨年10月に同委員会が謝罪するに至った。この件は日本の共同通信や産経新聞はじめ、英ガーディアン紙でも扱われ、米国邦字紙の北米報 ...

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