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「ギリェルメ・デ・アルメイダ館」に寄せて=中田みちよ

「ギリェルメ・デ・アルメイダ館」に寄せて=中田みちよ=(3)=蘇る「古き良きサンパウロ」

 理想の女性にめぐり合ったギリェルメは足げくリオに通い翌年、婚約した。結婚したのは1923年9月でリオに住むことになった。 「結婚と同時にリオに移ったが、26年にサンパウロに戻り、パドレ・アンシェタ師範学校の事務所に職を得た。給料袋のあまりの薄さに、二カ所も三カ所もかけ持ちで新聞に書いた・・・」 彼らが属したのはいわゆる上流社会 ...

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「ギリェルメ・デ・アルメイダ館」に寄せて=中田みちよ=(2)=バビー夫人との出会い

ギリェルメ・デ・アルメイダ館(写真提供=中田さん)CASA GUILHERME DE ALMEIDA11 3673-1883 | 3803-8525 : R. Macapa, 187 - Perdizes Sao Paulo

 2008年に日伯文化連盟が日本移民百周年を記念して、ギリェルメ・デ・アルメイダ賞と銘打った『論文』を募った。社会上昇を願うばかりだった日系社会も、100年を経過したのだから、文化的なものに眼を向けなければということで、パウリスタ文学院と共催でおこなわれた。 当時の理事長が文化志向の高い人だったこともあって、一般市民の間に文学熱 ...

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「ギリェルメ・デ・アルメイダ館」に寄せて=中田みちよ=(1)

ギリェルメ・デ・アルメイダ(『サンパウロ四百年祭』(聖市四百年祭日本人協力会、1957年)

 中田みちよさんと古川恵子さんが『コスモポリス 1929年のサンパウロ』(ギリェルメ・デ・アルメイダ著)を全訳した。サンパウロ市400年祭の総裁、日伯文化連盟の初代会長を務めたあの詩人アルメイダの作品だ。日本移民全盛期のコンデ・デ・サルゼーダス街のルポだけでなく、ユダヤ移民、アラブ移民、ポルトガル移民、ハンガリー移民など各コミュ ...

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