2014年
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パウリスタ延長線戦後史1=子孫にとっての勝ち負け抗争=(3)=臣聯は司法、行政的にシロ=戦中戦後の日本人差別とは
日本移民への行動制限の多かった戦中や終戦直後の世情や通信状況を考えれば、前年8月の終戦後に結成されたばかりの臣聯に、1月の「日の丸事件」以来わずか2、3カ月で多くの地方支部と綿密な連絡を取り合って、
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パウリスタ延長線戦後史1=子孫にとっての勝ち負け抗争=(2)=扇情的なモライスの著作=勝ち組子孫に大ショック残す
1946年当時の伯字紙は連日「臣道聯盟はテロ集団だ」と報じ、その悪印象が根強く残ってしまった。そのため多くの臣聯関係者がその件を心にしまい込み、きちんとした事実関係を子孫に伝えてこなかった。加えて、
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パウリスタ延長線戦後史1=子孫にとっての勝ち負け抗争=(1)=失われた家族の記憶求めて=「どう理解すればいいのか?」
「ブラジル人として戦中戦後の差別的な待遇を日本人に謝りたい。肌の色はいろいろだが、人間は一種類だけだ」。5月31日午前10時からサンパウロ州ツッパン市の市議会で行われた「1946―47年の間の日本移
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ブラジル映画の中のジャポネス=時代と共に変遷する役柄=(下)=今世紀は5年に一本の割合=「思想を持つ役が増えた」
2005年に山崎千津薫監督がデビュー作の続編として作った『Gaijin -Ama me como sou』には、日本の役者や北米の日系俳優と共に出演した。その時ですら、ブラジル内に山崎監督が使いたく
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ブラジル映画の中のジャポネス=時時代と共に変遷する役柄=(中)=百年経ってようやく家族役=「いつも日系人の役だけ」
当地のTVドラマはイタリア移民の話が多い。移民大国だけに歴史物にはドイツ移民、イギリス人、アラブ人など様々な役柄がある。つまり、白人系の役者なら何でも演じることができる。 しかし、金子は「僕はいつも
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ブラジルドラマの中のジャポネス=時代と共に変遷する役柄=(上)=唯一の日本生まれの俳優=金子謙一「パステル屋から師匠に」
「日本から来て、こちらの映画でずっと俳優をしている日本人は僕だけ」。画家の金子謙一(79、神奈川)はそんな不思議な経歴紹介をする。公開されたばかりの映画『グランデ・ビットリア』では柔道師匠役を演じた
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在日ブラジル人子弟の教育向上に=両側で教員養成講座に協力=(下)=日伯大学が連携して遠隔授業=ブラジル人学校のレベル底上げ
日本で仕事をしないかと声をかけられたとき、「04年に初めて日本を訪れた際、富士山が見られなかった心残りから、内容も確かめずに、富士山が眺められるところに住めるなら、と二つ返事で決めた」と笑う。 だが
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在日ブラジル人子弟の教育向上に=両側で教員養成講座に協力=(中)=金融恐慌と同時に募集?!=ユニークなポ語「日本学」
溝口シゲヨさん(67、三世)さんは、佐賀県出身の移民家族の孫としてサンパウロ州ビラッキ市に生まれ、18歳まで日系社会のなかで育った。「実は、学生時代ポルトガル語が苦手で、学校では通訳してくれていた同
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在日ブラジル人子弟の教育向上に=両側で教員養成講座に協力=(上)=ブラジルと銀行が400万ドル負担=205人が教員免許を取得
日本のブラジル学校は日伯いずれの政府からも公的な支援が受けられず、経済面でも教育の質の面でも課題を抱えていた。しかし09年7月より、ブラジル政府とブラジル銀行が400万ドルの費用負担をし、日伯政府が
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島流し物語=監獄島アンシェッタ抑留記=特別寄稿=日高徳一=(14)=「大勢の方に迷惑をかけた」=時と共に理解できたのでは
事件になんら関係のない、祖国を固く信じたばかりに収監され、虐待され、留守家族も破壊された方もあるのである。 他に責任を転嫁するつもりはないが、あの時に祖国の敗戦を同胞に知らすべく7名の者が連名で敗戦