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2016年

県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第9回=セアラー唯一のコチア青年

永浦二郎さん。奥さんと共に

 同協会メンバーの桜庭セルソさん(61、二世)は20年前に仕事の関係でサンパウロ州から移り住んだ。ブラジル民謡協会の故桜庭喜太郎さんは伯父に当るという。「現在の会員は100家族ほど。多いときには運動会に700人が集まったこともある。でも費用の問題で2年前に中止した。セアラー州立大学には日本語コースがあり、学生は200人もいる」と ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第8回=中尉「父は死にそうに失望した」

藤田十作日本庭園の資金をお願いに行った時の写真。マルタ・スプリシー観光大臣(左から2人目)、3人目がカピトン・フジタ(Foto=Familia Fujita)

 ルジアさんは「戦中のこの記憶は、家族のトラウマとして残ったわ。私たち子どもの服や本まで無くなったのよ。壊された家のドアや窓を直して、ようやく戻れるようになるまで、親戚の家の、土間の家政婦部屋に家族で住まわせてもらった。両親ががんばり、親戚が支援してくれたから、私たちは学校に通い続け、決して退学や留年はしなかった」と昨日のことの ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第7回=戦中に暴徒に襲われ避難

草木栽培に精を出す藤田十作(新聞「オ・ポーボ」紙1966年1月18日号より)

 ルジア説ではこの時にアマゾン下りをし、最初はベレンに住み着いた。おそらく1920年頃だろう。 1922年頃に、友人の中国人に誘われてセアラ―に南下し、日本人が誰もいないフォルタレーザに居つき、近郊のプクリペにあるオタヴィオ・フロッター農場の菜園で働いた。そこで現地の娘コスマ・モレイラ(通称ネネン)と出会い、1926年2月に結婚 ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第6回=親の借金返済に南米デカセギ

気品あふれる藤田ルジアさん

 藤田十作日本庭園を2012年に訪れ、その存在を最初に記者に教えてくれたのは、元文協会長の山内淳さんだった。 彼からその時に受け取った資料によれば、フォルタレーザ市で発行されている新聞「オ・ポーボ」紙1966年1月18日号は同市に移り住んだ外国人家族の連続レポートの特集を組み、その第1弾として藤田十作を報じていた。 それは、ルジ ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第5回=藤田十作l908年にペルーへ

天理教式で行われた慰霊祭の様子

 12日(土)午前9時半、一行約150人はフォルタレーザ市のはずれにある、先駆者・藤田十作の子孫が持つ別荘に到着した。入口には直径10メートルほどの大きな鳥の檻、見事な熱帯植物の木々、子供の遊戯場、テニス場、プールもある豪華な施設だ。 マンゴーの巨木3本に囲まれるようにしてできた木陰に、150人分の椅子が並べられ、その一角に祭壇 ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第4回=風力発電の壮大な無駄に驚き

五十嵐さん、村瀬さん

 イタイプーダムを救った「8人の侍」の一人、千田功さんは、湾岸戦争を機にメンデス・ジュニオール社の仕事を辞め、その後91年頃から日本にデカセギへ行っていた。「5年間は東京都の日野自動車社、残りの5年間は茨城県の旭ファイバーグラスで仕事をやっていた。ブラジルにいる妻とはときどき電話で話すだけ。10年間一度もブラジルに戻らなかった」 ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第3回=イタイプーのあとデカセギへ

一行が泊まるホテルへ1200CCのハーレーで駆け付けた千田さん

 湾岸戦争は1991年1月17日に多国籍軍の空爆から始まった。元をたどれば、前年8月にイラクがクエートに侵攻したのが発端だ。 「イラクではナッシリアという町に住んでいたんだが、秘密警察があちこちにいてね、嫌な町だったな。もし休暇をとってブラジルに帰っていなかったら、僕も人質になっていた。10カ月待っても工事を再開しなかったんで、 ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第2回=『8人の侍』謎の一人後日談

フォルタレーザ市内の一等地にある「藤田十作日本庭園」。立派な鳥居が存在感を放つ

 11日午前中に一行は、フォルタレーザ市内の高級別荘地が立ち並ぶメイレーレス海岸にある「藤田十作日本庭園」を観光した。鳥居やスズラン灯、滝のある日本庭園も造られ、一等地にある立派な公園だ。プレートを見ると、観光省から予算をもらって、移民百周年を記念して建設したものだ。 当時の記事を読んでみると、08年にセアラ―州日伯文化協会(藤 ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第1回=「ここにジャポネースあり!」

左が大村さん、右が森さん

 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が主催する第45回「移民の故郷巡り」一行149人は、3月10日から16日までセアラー州都フォルタレーザ、北大河州モソロー、同州都ナタルを観光し、現地日系人と交流した。「どこに移民の故郷が?」と首をかしげるほど日系人が少ない北東伯だったが、〃アマゾン下り〃のセアラー州の先駆移民・藤田 ...

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軽業師竹沢万次の謎を追う=サーカスに見る日伯交流史=最終回=亜国にもいたオリメシャ

オリメシャ(ブラジルの早竹寅吉、http://blog.livedoor.jp/misemono/archives/cat_50045822.html)

 「慶応2年のパスポート」(3月31日参照、http://homepage3.nifty.com/gekka-take/KO2-saikoKamekichi.html)には《海外渡航が解禁された慶応二年以降の幕末維新期には、隅田川浪五郎一座、松井源水一座だけでなく、薩摩一座、早竹虎吉一座、鳥潟小三吉一座など、多くの旅芸人一座が海 ...

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