2019年
-
『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(4)
国策移住地、第一号 日本の対ブラジル移植民事業は――本稿の第三部で記したことだが――最初から試行錯誤を続けた。水野龍のカフェー園移民、青柳郁太郎の植民地移民…と。 その教訓から次に案出されたのが「
-
『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(3)
悲しき習性 地域の日系住民が――自分たちが狙われていることは判っているのに――団結して強盗に対する自衛策をとらない…という摩訶不思議な現象は、バストスに限らず何処でも起きた…あるいは起きていることで
-
『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(2)
バストスで起きた強盗事件は、例えば次の様な具合だった。 ━━日本(出稼ぎ)から帰ってくると、翌日には強盗が、その家にやってくる。 強盗に殴られたショックで、入れ歯を呑み込んでしまい、死んだ人もいた
-
『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(1)
強盗の首領を一発で… 「…2年ほど前のことだ。日系のモッソが強盗の首領を一発で斃した。 その日の夜明け前、ある農家を4人組の強盗が襲った。そこの息子サトシが父親と早朝、母屋の前に在る牛舎へ乳搾りに行