2019年
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立つ鳥あとを濁さず=移民の「終活」座談会=(1)
ニッケイ新聞編集部は、読者の「終活」(人生の終りに向けた活動)意識の高まりに応え、「移民の終活座談会」を行った。ブラジル日系熟年クラブ連合会会長・上野美佐男、同会第3副会長・中川浩己、介護士・長谷川
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《8》=農業界における日系人の貢献
前節末に「カリフォルニア州(加州)とサンパウロ州は似ている」と書いた。その理由は、ともに「国の機関車」的な州だからだ。 08年の米国内総生産における加州の割合は13%で、文句なしの1位。人口も全米
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《7》=日米伯の農業研修手伝った村松さん
全米日系人博物館のガイド・山田ロッキーさんは、「まだ日系アメリカ人迫害の歴史をしらない日本人、アメリカ人はたくさんいる。強制収容体験を語れる当時中学生以上だった人は、今はもう90歳を超え多くが亡くな
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《6》=白人200人助けるために800人死傷
「442部隊は、200人の白人兵士を救出する作戦に動員され、その戦いだけで800人が死傷しました」とのロッキーさんの話を調べてみると、「テキサス大隊の救出」の話だった。44年10月24日、通称「テキ
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《5》=忠誠心調査でNoNo7割?
ペラッツォ教授によれば大戦中、ブラジルでは日系人を中心に収容されたのはパラー州トメアスー移住地だけだが、独ナチス党員や伊ファシスト党員が特に多かった南伯ではドイツ移民だけで約5千人、合計1万人以上が
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《4》=伯米日系社会に共通した迫害体験
戦時中のアメリカ本土の二世は、『アメリカ人として国のために戦ってもいい。でも、それなら自分たちをちゃんとアメリカ人として扱い、家族を強制収容所から出して、元の生活に戻してくれ』と反論した。ロッキーさ
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《3》=ハワイ日系人と米本土の違い
日系人迫害の極め付けと言える大戦中の強制収容所収容に関する展示は、全米日系人博物館の中心テーマと言える。 反日感情が強いことで知られたフランクリン・D・ルーズベルト大統領は1942年2月19日に「
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《2》=「保険入れず、金も借りれず」
ロスの全米日系人博物館で、ガイドの山田ロッキーさんは「まず日系人の定義を確認します。日本から離れて住んでいる日本人およびその子孫です。僕も日系人です」というと、一行からは「一世は日本人、二世からが日
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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《1》=全米日系人博物館で固唾を飲む
ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)が主催する「第50回故郷巡り―カリフォルニア2019」が4月9日から17日まで開催され、53人が参加した。昨年の故郷巡りは移住150年を迎えたハワイ、今
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ブラジル日本交流協会=「ブラジルで1年研修しませんか?」=2018年度研修生体験談=<4・終>異文化の中で、自分の至らなさに気付く 黒澤菜月
18年度研修生の黒澤菜月(25)です。大学在学中に曽祖母の代からの信仰である「世界救世教」のブラジル研修に2度参加し、短期滞在の経験があります。大学卒業後は半年間ブラジル料理店で勤務し、その後1年半