連載
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(65)
ニッケイ新聞 2013年8月14日 ▼7月31、8月1日 パウリスタ延長線オズワルド・クルースで、日本人多数、暴徒と化した住民に襲われ、負傷。一人死亡。 ▼8月10日 パウリスタ
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(66)
ニッケイ新聞 2013年8月15日 当時、バストス産組の経営は、危機に在った。 戦時中、繭(まゆ)の市況が高騰したため、蚕種に対する需要が急増、組合は蚕種製造所を、サンパウロ州銀から融資を受けて建
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 10=中里オスカル=ジャブチ受賞『NIHONJIN』=中田みちよ=(2)=無防備な移民女性を描写
ニッケイ新聞 2013年8月1日 写真=本の表紙 つぎに収容所から耕地に到着し、寝床つくりから始める農場のこまごました生活が語られますが、作者がブラジル人だと感じられるのは、女主人公のキミエが黒人女
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(67)
ニッケイ新聞 2013年8月16日 臭う群集心理 地方での次の事件は、4月17日、マリリア市で同時に起きた2件の襲撃である。 内、1件の被害者は──本稿で既に登場の──同市の認識運動の中心
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(56)
ニッケイ新聞 2013年8月1日 オールデン・ポリチカは、これ以前から、日本人社会の内紛、特に臣道連盟に関する捜査をしていた。例えば、先に記した様に、ツッパンの日の丸事件では、刑事を派遣している。
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(68)
ニッケイ新聞 2013年8月17日 同日夕刻、ブラウーナの北西の小さな町ニホンランヂア(現ビラッキ)で、森兄弟が射殺された。 この事件に関しては、その兄の長男正秀から貴重な話を聴くことができた。(
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 10=中里オスカル=ジャブチ受賞『NIHONJIN』=中田みちよ(3)=暴力的な父の下で成長する子
ニッケイ新聞 2013年8月2日 第2章は、やもめになった稲畑秀雄が新しい家族をつくります。キミエが生きていたころ、もらい風呂にきていた三木村さんの娘静江と再婚しました。早い話が、農作業の人手がほし
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(69)
ニッケイ新聞 2013年8月20日 カフェランヂア方面 ビリグイ方面で、火の手が上がると、それは直ぐ、同じノロエステ線の(始発駅バウルー寄りの)カフェランヂア方面に飛び火した。 まず、7月17
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (35)=手を焼く伊系移民の実態=スト破りに日本人導入?
ニッケイ新聞 2013年8月30日 桂植民地建設当時の政治社会情勢に関して、1914(大正3)年にブラジルを実地調査した伊東仙三郎は、興味深い分析を披露している。 ブラジル為政者側の思惑としては、
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ざっくばらんに行こう!=ニッケイ新聞合併15周年記念座談会=(2)=サ紙から紙借りて発行?
ニッケイ新聞 2013年8月30日 ■吉田尚則(よしだ・なおのり)=1940年9月、秋田県生まれ。蛭田社長呼び寄せ移民の最後として1964年に渡伯。68年〜70年までウニベルツール、その後6年間、雑誌