連載
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(6)=民謡を通じて結ばれた篠原さん
カスタニャール日伯文化協会では、篠原俊巳さんによる尺八の伴奏で、林節子さんの民謡が響き渡った。ガイドのブラジル人、ダラさんは感動して「なんて綺麗な歌声なの! 本当に素晴らしいわ!」と涙を流していた。
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(5)=戦争を語る井上さん、平田さん
「移住」と言えば、普通は若い頃に船で渡ってきた青年を想像する。だがカスタニャール日伯文化協会で正面に座っていた井上作義さんは、「わしは50歳で移住してきたんだ」と珍しい事情を語りはじめた。 井上さ
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(4)=アマゾン初の日本人農園
農産物展示会を見学後、ふるさと巡り一行はカスタニャール日伯文化協会を訪れた。「いらっしゃいませ」とにこやかに出迎えてくれたのは、同文協の婦人部。「1週間かけて買い物して、昨日から準備したんですよ」と
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(3)=入植仲間との久々の再会
9月12日朝、一行はカスタニャール日伯文化協会へ向かう道中で農産物展示会を見学した。ここでは地元民が、現地の材料から作ったお菓子や美容品、置物などを販売していた。アイスキャンディの棒やシュラスコの串
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(2)=世界無形遺産ナザレ大祭の聖堂
忙しい日程だったが、ベレン市では比較的市内観光ができた。そのうちの一つが、ナザレ大聖堂だ。ここでは毎年10月第2日曜日には国内最大規模のカトリックの祭り「ナザレ大祭」が行われ、200万人もの巡礼者が
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県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(1)=トメアスーでの再会願う秋山さん
ブラジル日本都道府県人会連合会が主催する「第51回移民のふるさと巡り」(山田康夫団長)が先月11~17日まで催行され、近年最多の173人が参加した。今回の訪問地は、90年目を迎えたアマゾン地域。パラ
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アマゾン90年目の肖像=「緑の地獄」を「故郷」に=(17)=北伯の最新技術を導入する日系病院
まだマラリア罹病患者が多く見られた1959年、日本海外協会連合会アマゾン支部では移住者の医療面でのサポートとして、アマゾン各州の日本人移住地で巡回診療活動を行っていた。この延長線上に、アマゾニア病
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アマゾン90年目の肖像=「緑の地獄」を「故郷」に=(16)=州政府などが22万レアル支援
パラー州都ベレンに到着し、まず訪問したのがアマゾン日本文化交流センター内の汎アマゾニア日伯協会の本部事務局だ。1991年に完成したこのビルは、日伯協会、パラー日系商工会議所、アマゾニア日伯婦人会等の
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アマゾン90年目の肖像=「緑の地獄」を「故郷」に=(15)=ベレン式典、北伯一豪華な平和劇場で
今回のベレン・トメアスーの事前取材は、アマゾン日本人移住90周年記念祭パラー実行委員会(生田勇治祭典委員長)の協力によって実現した。冬のサンパウロから飛行機に乗り約4時間、到着したベレンは暑く日差し
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アマゾン90年目の肖像=「緑の地獄」を「故郷」に=(14)=起死回生の森林農法
「ここが舗装されていないので車の故障や事故も多い。パラー州政府は今年度の予算に組み込んでいると言いますが、動きはないですね」。車で第二トメアスー移住地に向かう途中、運転する林さんからそう説明された。