連載
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謎の11人から真相聞く=なぜ日本を飛び出したか | (下)=5月にお告げ、7月渡伯
ニッケイ新聞 2012年9月29日付け 今年の5月、突然「ブラジルへ行け」との〃お告げ〃が下った。「初めは頭が真っ白になったけど、行きますと返事をしました」。なんと「即日決断だった」という。 「(
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第4回=母国の人間への反発心
ニッケイ新聞 2012年9月28日付け この作品が書かれた当時(1988〜94年)は、日本経済は今の中国のように目覚しい好況期にあり、世界第2位の経済大国としてもてはやされて、国民の自意識もそれなり
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謎の11人から真相聞く=なぜ日本を飛び出したか | (上)=宗教?!同性愛?!「えっ骨を」
ニッケイ新聞 2012年9月28日付け 去る8月16日の昼下がり、きっとお昼ご飯を食べ過ぎたに違いない編集長が、ものうげな調子で言った。「主婦3人でブラジルに観光旅行なんて珍しいよね。面白い時代にな
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第3回=「日本人の面をした山猿め」
ニッケイ新聞 2012年9月27日付け 本篇で最も読者の心を惹きつけるのは、第2部3章「洪水」(本文131ページ)の中の(学術調査か風物を紹介するための撮影隊)が登場する場面である。少し長いが引用し
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第2回=日本から〃再発見〃されて
ニッケイ新聞 2012年9月26日付け 折々の場面において「こう云うことはあり得ないよね」と言うような批評を下した人もいたが、多くの人〈我々仲間〉は、作品を自らの体験の一部と対比した上で、あり得るこ
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第1回=移民文学の〃渦〃から誕生
ニッケイ新聞 2012年9月25日付け コロニア作家・松井太郎さん(94、神戸市)=サンパウロ市在住=の小説選集の二冊目『遠い声』(西成彦・細川周平編、松籟社)が7月20日に日本で刊行された。201
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商議所部会長シンポ=成長の鈍化、明暗分ける(下)=厳しい繊維、上向きな建築
ニッケイ新聞 2012年9月13日付け 貿易は上期足踏み状態 昨年通期の前年対比で輸出、輸入、貿易収支、対内直投、対内貿易ともに軒並み増加し、特に貿易黒字額は298億ドルと48%増で過去最高の勢いで
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商議所部会長シンポ=成長の鈍化、明暗分ける=(上)=絶好調な車、復活の造船
ニッケイ新聞 2012年9月12日付け ブラジル日本商工会議所の企画戦略委員会(澤田吉啓委員長)と総務委員会(小西輝久副委員長)が共催した2012年下期「業種別部会長シンポジウム」が、先月21日午後
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る=ギリェルメ・デ・アルメイダのコンデ街=O Bazar das Bonecas=中田みちよ=第6回
ニッケイ新聞 2012年9月5日付け 無論、錦衣帰国が第一義でしたが、そればかりでなく、ポルトガル語を覚えられなかった親たちのエゴが日本語学習を強制したのです。考えてみれば青森の片田舎で1910年に
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る=ギリェルメ・デ・アルメイダのコンデ街=O Bazar das Bonecas=中田みちよ=第5回
ニッケイ新聞 2012年9月4日付け 彼女はブラジル生まれ308名中の一人です。信教の自由が謳われる世に生まれたものにとって、隠れキリシタンそのものが、理解の枠外にあるようです。 当時の大多数の移