連載
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二世とニッポン語問題=コロニアの良識にうったえる=アンドウ・ゼンパチ=第12回=外国語教育令の盲点
ニッケイ新聞 2010年3月3日付け 外国語教育令は、外国語学校へはいる年を14歳以上とし、外国人が先生になることを禁じておきながら、肝心の教科書ついて、きびしい規定がない。これは移民の子孫の同化促
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二世とニッポン語問題=コロニアの良識にうったえる=アンドウ・ゼンパチ=第11回=ニッポン語教授とポ語習得
ニッケイ新聞 2010年3月2日付け 親が、その文化を子どもにつたえようとする気持は、人間の本能であるといっていい。これは、けっして禁止令などで、おさえられるような単純な気持ではない。コロニアの一部
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日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=第39回=筒井茂樹=元伊藤忠ブラジル会社社長=日伯の「含み資産」活用を
2010年2月27日付け ブラジルは世界で最も親日国であると言われている。他方、日本もブラジルに住んだ人は無論のこと、一度でもブラジルに旅した人はブラジルの魅力に引かれブラキチになる。ブラジル人が親
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第10回=理想的なブラジル同化
ニッケイ新聞 2010年2月26日付け 移民およびその子孫がブラジル文化によりよく同化するということについて、われわれは、反対どころか、むしろ、それを望ましいことであると考えているのである。しかし、
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第9回=日本語と親子の文化的絆
ニッケイ新聞 2010年2月25日付け この外国語教育制限は、移民およびその子孫のブラジルへの同化を、できるだけ促進させる目的で行われたものであるが、この法令が行われてから十九年来の結果を見ると、そ
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第8回=一世、二世の協力とコロニア
ニッケイ新聞 2010年2月24日付け 二世は、ニッポン移民の子として生れたところに、ふつうのブラジル人とはちがう性格がすでにある。二世は、コロニアと切りはなせない運命的なつながりをもつて生れてきて
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第7回=三つの二世像(2)
ニッケイ新聞 2010年2月23日付け ポルトガル語は、グルーポでならっただけで、町へ出て困ることはないが、ポルトガル語の新聞も本も、ほとんどよまない。中には、一世とあまりかわらないくらいニッポン的
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日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=第38回=杉本篤実=(有)テクアーク代表取締役社長=地デジは日伯の新しい絆
2010年2月20日付け 「なぜ、いま放送をデジタル化する必要があるのでしょうか」。メーカー5社の代表が2000年3月にサンパウロを訪問した時の日系家電メーカーのブラジル人担当者の発言である。米国や
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第6回=三つの二世像(1)
ニッケイ新聞 2010年2月19日付け ある神父が、インドの森林の中を歩いていた時、オオカミの穴から、年が七つと二つぐらいと思われるふたりの女の子を見つけだした。胸や肩や頭には長い毛が密生しており、
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二世とニッポン語問題=―コロニアの良識にうったえる―=アンドウ・ゼンパチ=第5回=血に対する迷信
ニッケイ新聞 2010年2月18日付け そしてグルーポを出て、ブラジル人の社会で働くとか、都会の中学校へ進むとかによって、一部のものの人間像はますますブラジル化してくるが、グルーポを出ただけで、その