連載
-
日伯論談=第24回=日本発=ブラジル人青少年の壁=スペシャリスト養成教育に力を
2009年10月24日付け 「職業訓練校の試験科目は日本語、一般教養、数学、適正検査と面接。僕ができたのは数学と面接くらい」―。そう語る中村ロベルトさん(仮名、23)は去年12月新潟県長岡市内の部品
-
現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(5・終)=マッチョなパパは洋菓子店=婿入りして就職に奮闘
ニッケイ新聞 2009年10月22日付け 【愛知県知立市発】「ジャムおじさん行ってらっしゃい」。2歳の長女リアナちゃんに送り出されて向かうのは、人気の洋菓子店。 ササキ・アキラさん(30、三世)は
-
現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(4)=養護学校で子供の世話=控え目な性格超え挑戦
ニッケイ新聞 2009年10月21日付け 【愛知県知立市発】県の緊急雇用で、工場勤務時代には考えもしなかった就職先を見つけたのは屋良マルコスさん(41、三世)。勤務先は重度の障害がある子どもたちも通
-
アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《37・最終回》=開拓の延長線上で=自然と人間の関係問う
ニッケイ新聞 2009年10月21日付け 「移民の話は暗いのが多すぎ。実際はケロってしてるでしょ」。普段は飄々(ひょうひょう)と語る汎アマゾニア日伯協会の堤剛太事務局長だが、この一言には真剣な表情を
-
現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(3)=語学力武器に仕事探し=タガログ語学ぶ中尾さん
ニッケイ新聞 2009年10月20日付け 【愛知県知立市発】「今回の選挙はどうなると思いますか」。「鳩山さんはどうかなあ」。日本国籍も持つ二世の中尾文雄さん(68)は、テレビを見ながらさまざまな質問
-
アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《36》=日伯の知恵の結晶=森林農業という曼陀羅
ニッケイ新聞 2009年10月20日付け 森林農業の主要な作物は40種類を超えており、それぞれに移民80年分の悲喜こもごもと、長年のインディオや河民の知恵が刻まれている。 例えば、南拓が最初に目指
-
アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《35》=環境と取り組む日本人=森林農業やNGO活動で
ニッケイ新聞 2009年10月17日付け JICA専門家としてアマパー州に派遣された高松寿彦さん(65、長崎)=トメアスー在住=は、森林農業を「農業と林業を、場合によっては動物を飼ったり魚を養殖した
-
日伯論談=第23回=ブラジル発=藤江千恵子=デカセギ帰伯者の子ども=ブラジル公立校への転入
2009年10月17日付け 世界的な経済危機の影響で、私が校長を務めるサンパウロ州立校は日本からブラジルに帰国した親たちの子どもを受け入れた。予想外の出来事で、経済的に何も計画のない形での帰国である
-
現代の開拓者たち=新境地拓く在日ブラジル人=(2)=農業に挑む黒岩さん=「これは開拓ですね」
ニッケイ新聞 2009年10月16日付け 【愛知県知立市発】やっと畑の向こう側が見えるようになった。国道23号線を自動車が飛ばし、その下には新幹線が往復している。 黒岩ミチオ・オズワルドさん(54
-
アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベレン・トメアスー編】=《34》=「日本人が作るカカオ」=世界から注目浴びる
ニッケイ新聞 2009年10月16日付け 胡椒独特の匂いが強烈に鼻をつく。「いわばこれが金庫代わりですね」。胡椒倉庫を案内したトメアスー組合の歴史に詳しい角田修司さん(67、宮城県)は、天井まで積み