連載
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【エフィジェニオ・デ・サーレス編】=(下)=教室にタランチュラ!?=昨年の50周年で決意新た
ニッケイ新聞 2009年6月24日付け 自治会長である宮本倫克さんの案内で自治会館の二階にある日本語学校を訪れた。現在の生徒数は二十四人、他地域に違わず、非日系の学習者が多いようだ。 「辞めようか
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連載=アマゾンを拓く=移住80年今昔=【エフィジェニオ・デ・サーレス編】=(上)急勾配、強酸性の〃農地〃=困難乗り越え、卵の里築く
ニッケイ新聞 2009年6月23日付け 現在日系三十二家族が住むエフィジェニオ・デ・サーレス移住地は、百八十万都市マナウスが消費する鶏卵の約七割を供給する〃卵の里〃だ。アマゾナス州政府と契約を結んだ
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日伯論談=第7回=ブラジル発=デカセギ現象の回顧と展望(下)=渡部和夫=在日ブラジル人は日伯つなぐ絆
2009年6月20日付け 日本社会はブラジルと異なり、民族や生活様式に関して高い同質性を持っている。アングロ・サクソン系の国のように、求心力が強く、少数民族を拒むような体質がある。 このような社会
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次の百年戦略のために=~日系社会とは何か~=第1部《世界史の視点から》(12・終)=人類史上稀にみる実験=動植物相すら変えた移住
ニッケイ新聞 2009年6月16日付け 前回の日本人奴隷連載の時、ポルトガル人やスペイン人が江戸初期まで日本に住んでいたことを書いた。実はその当時、混血児が多数生まれたが、幕府は外国人父親と子を共に
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベラ・ビスタ編】=第6回(終)=移民悩ませた川に架橋=橋本自治会長「ついに征服」=野地さん「もう死なんといかん」
ニッケイ新聞 2009年6月16日付け 移住地最高齢の橋本房枝さんの長男、橋本博美さん(58)は、「父の選択はいい事だったと思いますよ」としみじみと語る。 「ようやく英語のアルファベットを覚えた」
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベラ・ビスタ編】=5回=地元教育に献身、大谷三枝子さん=最高齢橋本さん「ここはいいとこ」
ニッケイ新聞 2009年6月13日付け ベラ・ビスタ移住地カルデロン地区には、日本人の名前をつけた公立学校がある。 「エスコーラ・ムニシパル・ドナ・ミエコ」(一九八四年創立、生徒数四百人)だ。
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日伯論談=第7回=ブラジル発=デカセギ現象の回顧と展望(上)=渡部和夫=子供の教育責任は誰に
2009年6月13日付け すでに多くの専門家が、各々の経験に基づいた知見をこの欄に書いた。世界同時不況によって多くの在日ブラジル人が失業状態にあり、相当数(五~八万人)が一定期間に帰伯するだろう。
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次の百年戦略のために=~日系社会とは何か~=第1部《世界史の視点から》(11)=「コロニア語」は財産=言語も〃移住〃し定着
ニッケイ新聞 2009年6月11日付け 普通、ブラジルはポ語だけだと思われているが、実は多言語大国でもある。 マラニョン州の地方紙「O IMPARCIAL」〇八年三月一六日付けには、「国連発表によ
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アマゾンを拓く=移住80年今昔=【ベラ・ビスタ編】=第4回=嵩む人件費、立ちはだかる川=10年間は借金だらけ=農協活動「得するのはブラジル人だけ」
ニッケイ新聞 2009年6月11日付け 残った移住者らは密林を「拓」き、生きる道を「開」くことに懸命になるしかなかった。文字通りの開拓生活が続き、日本からの携行資金もやがて底をついた。 野地さん同
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次の百年戦略のために=~日系社会とは何か~=第1部《世界史の視点から》(10)=言葉と文明の関係=欧州移民との違い
ニッケイ新聞 2009年6月10日付け 文明が違う――ということは何を意味するのか。 日本移民がブラジルで直面した西洋文明の壁として、最も大きく立ちはだかったものの一つがポ語ではないか。まず、次の