連載
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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第5回(終)
ニッケイ新聞 2009年4月7日付け 二〇〇六年八月、二〇〇七年九月のベルギーでの大会に備えて、日本から三重県なぎなた連盟事務局長の安井みどり師範と、米国なぎなた連盟会長の田中ミヤ子師範が来伯され、
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63年目の訪問=負け組幹部襲撃犯=日高さん元DOPSへ=(上)=「国と皇室守るためやった」=変わらぬ建物、蘇る記憶
ニッケイ新聞 2009年4月7日付け 「人間守るものがあれば、恐くも淋しくもないものですよ」――。勝ち負け抗争の実行犯だったマリリア在住の日高徳一さん(82、宮崎)が自首後に収監、尋問を受けていたサ
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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第4回
ニッケイ新聞 2009年4月4日付け 河野八千代先生 戦後であるが、一九五七年渡伯された河野八千代先生薙刀天道流三段の名を挙げたい。 河野八千代先生は山口県徳山市出身で大正十三年出生。 薙刀との
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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第3回
ニッケイ新聞 2009年4月3日付け 綿作後、古本一家はサンパウロ市に移転、当時はまだまだ未開拓地であったモルンビー区、現在のサンパウロ州政府官邸バンデイランテス宮殿のある土地で養鶏を始めた。 出
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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第2回
ニッケイ新聞 2009年4月2日付け 本題に入って、戦前、戦後のブラジルにおける薙刀活動をすこし書いてみたい。まとまった文献が見つからず、また資料が乏しいがため、それに多くの関係者の方々がすでに他界
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ブラジル薙刀の歴史=小林成十=第1回=薙刀の歴史連載を開始=小林さんが調査、投稿
ニッケイ新聞 2009年4月1日付け なぎなたに関心の深い小林成十さん(しげと、74、二世)が『ブラジルにおける薙刀の歴史』を執筆し、編集部に寄せた。これは今までまとまった記録が殆どなかった武道分野
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第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第7回(終)=グランデ島=「バケツで魚が掬える」=鰯で潤った戦前戦後
ニッケイ新聞 2009年3月26日付け なにげなく波止場の海面をのぞき込むと、エメラルド色に透き通った水底を、甲羅が四十センチはあるウミガメがゆったりと泳いでいった。 先駆者の一人、仲真次牛助が入
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第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第6回=グランデ島=戦時中に突然、家長拘留=「世界で何が起きてるの」
ニッケイ新聞 2009年3月25日付け 「みんな親切にしてくれるから一回行くと続けて行きたくなる。今度は終いかと思いながら、もう三回目」。そう原口ますこさん(80、熊本)は笑う。十日朝、一行はイーリ
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第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第5回=懐旧談に華が咲く=縁者の多いリオとサンパウロ市
ニッケイ新聞 2009年3月24日付け 「いやあ、ひょっこり会うもんですね、びっくりしました」。リオ在住三十年になる斉藤光さん(71、群馬)は以前、一九六〇年代にミナス州イパチンガでウジミナス創立時
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第31回県連ふるさと巡り=旧都=歴史あるリオ日系団体との交流=第4回=リオ日系=全伯に誇る高貴な「清苑」=カンタガーロ=「3年したら名所に」
ニッケイ新聞 2009年3月21日付け 八日朝、天高く秋晴れの中、爽やかな空気のコパカバーナ海岸の波打ち際で参加者の一人、中野文雄さん(87、福岡)は、「七十年間ブラジルにおるが、リオは初めて。冥土