連載
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身近なアマゾン(38)――真の理解のために=命がけの採集仕事だった=ダーウィンの助手?=「ウォーレス線」で名残す
2007年4月12日付け 探検採集人ウォーレスとアマゾン盆地(1) 一八五〇年代に活躍したダーウイン。「種の起源」という科学原論のような進化論を発表した有名な学者である。 生物学を志す学者の出発
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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(下)=健康維持図れる山荘=前田さん、夢の実現と今後
2007年3月30日付け 早朝、東の空が白みはじめ、周りの景色が少しずつ色を帯びだす。薄暗かった山に陽が当たり、鳥のさえずりが聞こえる。少し肌寒いが、キリッと引き締まった空気が気持ちいい。 『ポウ
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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(中)=縦走新ルートの開拓=山仲間と共にクラブ創設へ
2007年3月29日付け 「ブラジルに移住してからもいつか夢を果たしたいと思い続けてきました」。前田さんは一九六〇年、二十歳でブラジルへ移住したが、その理由は「ブラジルがペルーに近かったから」。「ア
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マンチケイラに抱かれて――登山のすすめ――連載(上)=50年代の登山ブーム=前田さん、南米移住を決意
2007年3月28日付け 近年、日本の中高年の間でブームとなっている『登山』。歩くことで、有酸素運動や新陳代謝の活性化、体力維持につながり、健康にいいといわれ、人気を博している。自然の風景そのものや
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身近なアマゾン(37)――真の理解のために=ダーウィンへの情報提供者=150年前、探検・採集していた
2007年3月27日付け □生物学創世記のアマゾン河の探検 「身近なアマゾン」という題で始まった本連載、ここら辺で生物学の歴史方向からのアマゾンについて、筆者の知識から基本的な事実について述べてお
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身近なアマゾン(36)――真の理解のために=忘れ得ぬセナの輝き=それはブラジルの輝き
2007年3月22日付け いつまでも輝き続けるブラジルの星(2) 翌日のニュースでの正式発表では、この日昼夜併せて十八時間に二十六万人が棺に手を合わせたそうだ。しかし、結局最も大事な肉親との別れの
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身近なアマゾン(35)――真の理解のために=ブラジル全域で哀悼の意=英雄セナの死に際して
2007年3月17日付け □いつまでも輝き続けるブラジルの星(1) この辺で、少しアマゾンの話題から離れてみたいと思う。 ブラジル在住者であれば、十三年前当時の記憶が戻ってくるかもしれない、そん
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身近なアマゾン(34)――真の理解のために=根本的な自然保護策は?=道をつくらないこと
2007年3月14日付け □自然保護と人間の未来について(2) 話を戻して人間と自然との関係を考えたとき、もし地球上の全ての生物が食物連鎖によってしか生きられない、というのが原則だとすれば、食物連鎖
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身近なアマゾン(33)――真の理解のために=自然保護活動と山火事=何億の動植物が灰になる?
2007年3月13日付け 自然保護と人間の未来について(1) 南米アマゾンで鑑賞魚の採集を正業にしていて、その反対の位置にある自然保護の問題を論ずる、という矛盾を感じながら、今回も飛行機で飛んでい
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身近なアマゾン(32)――真の理解のために=日本語を話した?カワウソ=すごく笑いがこみあげて来た
2007年3月8日付け □アマゾンのカワウソは「ウッソー」と鳴いた(2) 今回採集に訪れたアマゾン川のブラジル領域中流の町テフェで、偶然知り合ったブラジルのアマゾン自然保護研究機関INPA(インパ