連載
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身近なアマゾン(31)――真の理解のために=漁師に捕獲されれば=食べられてしまう=ペイシェ・ボイ「雄牛魚」
2007年3月7日付け アマゾンのカワウソは「ウッソ!」と鳴いた(1) アマゾン河には人魚がいる、と言われている。その人魚の正体とはいったい何か、というと、ブラジルではペイシェ・ボイと呼ばれている
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身近なアマゾン(30)――真の理解のために=命を賭した移民の開拓のあと=説明できない悲哀が…
2007年2月22日付け □なくなってしまった自然(2) 日本人の移住が始まった一九〇八年頃のサンパウロ州の奥地、パラナ州、マット・グロッソ州などの地域は、まだ原始林によって覆われていた、という記
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身近なアマゾン(29)――真の理解のために=人間に知られないまま絶滅=そんな生物も多かった?
2007年2月20日付け □なくなってしまった自然(1) ここ三年ばかり採集に出掛ける回数が増えてしまい、アマゾン河水系、ラプラタ水系(パラナ川、パラグァイ川の二河川)、サンフランシスコ川水系、ウ
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身近なアマゾン(28)――真の理解のために=モンテ・アレグレの壁画から=古代日本人の移住を思う
2007年2月17日付け □インディオと日本人〔モンテ・アレグレの壁画から〕 アマゾン河中流、アマゾナス州の州都マナウスとアマゾン河口の町ベレンのほぼ中間にサンタレンという町があるのは以前の章で述
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身近なアマゾン(27)=真の理解のために=肥沃な土地であるがゆえに=自給自足生活が営める
2007年2月9日付け □キロンボという地名を知っていますか□ ポルトガル語にキロンボという単語がある。 ブラジルがまだポルトガルの植民地であった一五〇〇年代中頃、植民地経営維持に不足した労働力
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身近なアマゾン(26)――真の理解のために=インディオの「月」の解釈=ネグロ川上流できく
2007年1月20日付け □空を見上げて月に想う[ネグロ川上流のインディオ部落にて](2) 今回、イサナ川の山奥のインディオ部落で、サッペ小屋(ヤシの葉で屋根を編んだ小屋)でインディオの作ってくれ
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身近なアマゾン(25)――真の理解のために=コロンビアとの国境近くで=知人の訃報をきく悲哀
2007年1月19日付け □夜空を見上げて月に想う〔ネグロ川上流のインディオ部落にて〕(1) 現在、アマゾン川支流ネグロ川上流のまた支流のイサナ川に来ている。もう後しばらく上流にゆけば、コロンビア
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身近なアマゾン(24)――真の理解のために=乱開発された土地に大豆=栽培の競合もつづく
2007年1月18日付け □乱開発に終止符を打つ軍事行動(2)□ ブラジル歴史にも登場する大農場(エスタンシア)というのは、ブラジルがまだポルトガルの植民地時代に、ポルトガルを中心としたヨーロッパ
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身近なアマゾン(23)――真の理解のために=環境破壊を防ぐ行動=国際世論の高まりのなかで
2007年1月10日付け 乱開発に終止符をうつ軍事行動(1)□ バババババッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ…。 戦略ヘリコプターから機銃掃射された砲弾が、厚さ三センチもある鉄板に打ち込まれ、ま
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身近なアマゾン(22)――真の理解のために=ゴールドラッシュの終り=河川汚染もなくなった
2007年1月6日付け □経済政策と自然保護の皮肉な関係(2)□ さて、当時はそんな為替政策であったため、ガリンペイロの集めてくる金の値段もドル決済が基本だったので、金(きん)もドル紙幣同様に扱われ