連載
-
円売り問題=私のスタンス=作家=醍醐麻沙夫=連載(3)=うわさの中の「点と線」
2005年11月18日(金) 前項で書いたように半田さんは、円売りは巷間で言われたほどの実態はないものだと見切って、ああいう文章を書いたのです。 (なお、小説としては、一片の事実があればそれをおもし
-
JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(18)=中江由美=ポルトベーリョ日系クラブ=「時の流れもお国柄」
2005年11月17日(木) ポルト・ベーリョに来て八ヵ月が過ぎ、前よりも気持ちに余裕がでてきたが、逆にやらなければいけないことが増え、時間に余裕のない毎日を過ごしている。私の生活はあわただしいが、
-
円売り問題=私のスタンス=作家=醍醐麻沙夫=連載(2)=知られざる水本像と半田説
2005年11月17日(木) 私は戦前の新聞にもかなり目をとおしていたから、水本事務所が両替商でもあったことを知っていた。だから円売りのことは、私にはいわば既知事実で、触れてはいけない領域という意識
-
円売り問題=私のスタンス=作家=醍醐麻沙夫=連載(1)=知られざる水本像
2005年11月15日(火) 私の四年ほどまえの旧稿にたいして高橋さんの文章を拝見しました。 あの旧稿は「コロニア史検証・1」という副題がしめすように、過去のいろいろな問題について反対意見なども頂
-
JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(17)=加藤紘子=クイアバ・バルゼアグランデ日伯文化協会=パンタナールに漂う空間に出会って
2005年11月10日(木) 私の任地クイアバから車で二時間くらいのところに、パンタナールという大湿原がある。ブラジル、ボリビア、パラグアイの三国にまたがって存在していて、その大きさは日本の本州とほ
-
「円売り伝説の虚実」は本当か=ノンフィクション作家=高橋幸春=連載(4)=疑惑解明し「空白」埋めよ
2005年11月9日(水) 円売りはあったが規模は小さい、被害者もいないという醍醐氏の主張と、「わずかばかりの円」と「買った人間は一人もいない」という水本前社長の言い分が妙に符合しているのは偶然なの
-
「円売り伝説の虚実」は本当か=ノンフィクション作家=高橋幸春=連載(3)=新聞、銀行関係者も関与?
2005年11月8日(火) 「コロニア戦後十年史」に記されているユダヤ人が大量の円を上海から持ち込んだという説は、勝ち組のデマで、その噂がコロニアに流布し、混乱に拍車かけたのが真相だったと醍醐氏は断
-
「円売り伝説の虚実」は本当か=ノンフィクション作家=高橋幸春=連載(2)=水本氏の沈黙は歴史の闇
2005年11月5日(土) 私は期待して「下」に目を通した。水本氏に当然言及していると思ったからだ。 「下」は「虚その①」として、パウリスタ新聞社刊「コロニア戦後十年史」は戦後の日系社会の混乱を記
-
特別寄稿=連載(11)=日伯学園建設こそ=100周年事業の本命=コロニアの現状分析と意義=後顧の憂いなき百年祭に
2005年11月4日(金) おわりに 私はくりかえし、百周年記念事業として、今こそ日伯学園の建設が必要であることの理由を述べてきた。 懸念されることは、こうした提言がニッケイ人としてのエスニシティ
-
「円売り伝説の虚実」は本当か=連載(1)=ノンフィクション作家=高橋幸春=醍醐氏説に落胆と苛立ち
2005年11月4日(金) 久しぶりにサンパウロを訪れた。九八年発行のパスポートにブラジル入国の記録はないから七年以上はサンパウロの土を踏んでいなかったことになる。アマゾンを舞台にした小説を書いてみ